閉ざされた 闇の中で
淡く消える 水沫のように
終焉に導かれる
過去と未来の間
耳を突く 鼓動だけが
深く重く 胸を締め付け
鳴り止まない静寂に
押し潰されてゆく
目蓋の裏に残された歪んだ記憶
ひび割れた心に訪れる影
嚙みしめた唇の痛みに
搔き消されて届かない誓い
贋られた世界の中で
何を求め縋る
受け止める冒涜のカルマ
流れ落ちた涙ほ潰えて
絶望に塗り尽くされた
心 穿つ 孤独
しがみついた虚像沈黙の中に
崩れ落ちて
錆び付いた 失意だけが
色褪せた 時間を刻んで
遥か遠い幻惑へ
憶いが谺する
目蓋の裏に焼き付いて捩れた記憶
朽ち果てる孤独を映し出す闇
嚙みしめた唇の痛みに
剥がれ墜ちて毀れゆく心
裏切りと疑惑の中で
何を信じ祈る
手繰られた宿命のゲノム
飲み込まれた憶いは穢され
踏み潰された真実が
音を弾てて軋む
喉を枯らし叫ぶ声は静寂に
搔き消されて
沈みゆく海の色は
悲しみで黒く滲み
薄れゆく記憶の底に
溢れる痛み
繰り返した問いかけは
音も無く闇に消えて
届かぬ憶い
暁に抱かれ
架せられた運命の螺旋は
終わりの無い購いに塗れ
落ちてゆく世界の中で
何を 描き 示す
嚙みしめた唇の痛みに
搔き消されて届かない誓い
叫ぶ声は枯れ果てて
全て 赤く 染める
心 穿つ 孤独 胸に抱いて
音を 弾てて 軋む 祈りの声
沈む 世界 もしも届けられるなら
この憶いを