フレンド
言いかけてやめたしぐさが 気にかかるね
そのため息の 隙間に落ちたものは何
いつか二人 友達とは呼べない
距離に変わる事に 気付いていた
なくす事を恐れて
知らない振りをしてた
お互いのためらいから
踏み出す瞬間
急に話そらして
照れたような横顔
始まりの予感抱いて
見つめていたい
あ いつからか 泣き顔さえ見せていたね
もう 失った 恋の話打ち明けたり
多分きっと 女友達より近くて
不思議な関係を 大事にしてた
待ち続けた誰かに
あなたが
変わってゆく
ときめいた胸の奥で
何かが弾ける
交差点で手を振り
歩き出した背中に
駆け出せば 心はもう
引き返せない