Caramel Rain
ずっと同じ風景が
胸のやわいとこ突き刺す
無慈悲な雨は突然
一人の雨宿り
気が付くのも間に合わず
結局は初めからやりなおし
繰り返すのは飽きたの
閉じたきりの窓あけるから
ポケットから溢れ出たのは君へのメッセ一ジ
今からでも夢の中から飛んでゆけるなら
バス停のベンチまで迎えに来てね
素直に言えないかもだけど
優しく罪を許してね
心の中なら言える「ありがとう」
言葉じゃ足りない勘違い解く
わからない所だってあるけど
たった今だけは許してね
たとえ誰よりも我儘でもね
雲の隙間覗き込む
茹だるような太陽ぬける
気まぐれにそっと揺られる
変わらない昼下がり
不機嫌そうな横顏
いい加減に見飽きたこの風景
燻ぶった灰の空が
未だ明るさを持っている
重ねていた
あの日君から渡された手紙
忘れていた言葉が雨のように流れてく
バス停のベンチまで迎えにいくよ
素直になれない君だから
優しく髪をそっとなでる
なんとなくならきっと伝わってるよ
掠れすきた文字列は何も教えてくれなかった
今でもこの一瞬を待ち望む
そっと包み込む雨傘だから