災禍の生で泣いている僕にずっと光は当たらないばかりで
清々するほど何にも無くなってしまった
空っぽな身を飾るように
嫌々ながら誠実に積み上げても
まず答えが無いと分かってる
悪意は無い
もうずれちまってんだ僕の甲斐性は虚仮威しみたい
隠し抜けたってその先がない
何の為に誓い誰の為に身を窶すのか
真実はどうにでも揺らぐ
才能は昏くとも縁取りで映える
Returning
全ては盤上の仕草
振られた賽の目は静かに裏返るばかり
気を引いてもっと近づいて
粧し込んでもっと気になってよ
もう何回数えたら陽が差すのか暮れるのか
天上の其の手は期待だけを与えてゆく
災禍の生で成すべきことはきっと必要に応える悪ばかり
慣例食い散らかしてんだ僕の功罪は何食わぬ顔でパクられて
何で僕がその責を一人で背負うのか
歴史の汚点と成るのか
僕に僕が僕を明け渡す時が来るならそれは何もかももう失う時だ
全ては盤上の仕草
揺らいだ火の手は即座に糧を取り戾す
気を引いてもっと近づいて
髮先が燃える程に側に
誰そ彼時
あんたはここじゃない場所で光
彼は誰時
僕はここじゃない場所で突っ立っていた
どこで気がついた
どこで誰が吹き込んだ
嗚呼お門違いこの涙
雁字搦め 付けが回り切る
Returning
全ては盤上の仕草
振られた賽の目は静かに裏返るばかり
気を引いてもっと近づいて
粧し込んでもっと気になってよ
もう何回数えたら陽が差すのか暮れるのか
天上の其の手は期待だけを与えてゆく