ああ僕は君にゾッコンだ
もう僕は君にロックオンだ
運命なんだろう
前の恋とは違うぜ
毎回言ってる気も
しなくもないけど
アプローチも一球一球入魂だ
ああでもどの球種をとっても
ノーコンだ
でもあきらめちゃうほど
簡単じゃないんだね
ろくなことに
ならない気しかしないけど
とんだ才能そうなその白い肌や
ぱっちりした目とその澄んだ声
何よりもその出で立ちが
あなたの専売特許でしょう
ああできれば
是非ともあなたと結婚だ
だがしかし出かけた言葉は
引っ込んだ
こりゃいったい何だろう
言葉選びに困るぜ
なぜベストな言葉が
浮かばないんだろう
当落線上ギリギリのセンスや
いまだかつてない文字の使用例
何よりも目の付けどころが
あなた以外らしからぬ
ところでしょう
用もないのに2階の廊下を歩き
君が視界に入ったら
それは
えらいでっかいめっけもんだね
貸したマフラーに
染みついた君の香り
君が視界から消えたら
ちょいとだけ巻いて嗅いでなんて
したかったけれど
しなかったけれど
筆舌に尽くしがたいほど
あらわしきれないこの感情も
滑舌に尽くしがたいけど
あらわしてみたいのがこの僕です
泣いて泣いて泣いて泣き疲れても
落ち着くことないこの感情も
あなたがいないと味わえない
あなたがいないと味わえない
ああ僕は君にゾッコンだ
もう僕は君にロックオンだ
ゾッコン男子は
世にそうそういないぜ
きっとこれは
結ばれるしかないんだろう