月下の仇刃花
妖しく輝き 狂気照らすあの光を
凛として閃く 一刀の下に斃 (たお) す
『抵抗は無駄と知れ!』
月夜を何度 仰いだろう
深く揺蕩 (たゆた) う 闇の果て
涙は何度 落ちたろう
遠く瞬く 星の数
翼に食い込みし 打ち消せぬ咎 (とが) ならば
切っ先に迷い無し 無念を晴らす
自ら掲げた この堅固なる花の誓い
必ず我が身と 剣にて討ち果たす
妖しく輝き 狂気照らすあの光を
凛として閃く 一刀の下に斃す
『抵抗は無駄と知れ!』
心か夢か 脆いのは
切なる祈り つぶされる
あの時この手で止める事が出来たなら
幾度願うも時は戻りはしない
たとえ両の手が 紅く鈍く血に染まっても
愛しき笑顔と 誇りは奪わせない
足元を染める 月明かりに我が身包み
天満つる刃の 花束で仇を討つ
『抵抗は無駄と知れ!』
さぁ踊りましょうと その手遠く霞み
頬を伝わり 散るこの想い
自ら掲げた この堅固なる花の誓い
必ず我が身と 剣にて討ち果たす
妖しく輝き 狂気照らすあの光を
凛として閃く 一刀の下に斃す
たとえ両の手が 紅く鈍く血に染まっても
愛しき笑顔と 誇りは奪わせない
足元を染める 月明かりに我が身包み
天満つる刃の 花束で仇を討つ
『抵抗は無駄と知れ!』
終わり