鈍色、拒むサイレント

鈍色、拒むサイレント（鈍色，拒絕沉默）-感傷ベクトル
しんしんと降り続く
ひ黃色のし島
ただ綺麗にせんぷ
うけいをかき亂している
焼きでしょうかと尋ねると
どうやらゆふきばを
閉まっての人の果ての姿さそうか
幹しされた幾多の
ひりすしんな言の葉が
淡い心臓をさらいと
貫くよりも早く
あなたを摑むこの手が
ひいても上げてしまいそう
屆いてくれサイレントの
等身大のこの歌よ
気づいてくれ愛ゆえに
そう信じた言の葉よ
屆いてくれサイレントの
終わりを知らぬ歌方よ
気づいていたその歌が
奪ったまた殘すくよ
存在橫はまれた生き物のし島
少しずつ崩れ
この事情かや冷えていく
あなたの歌を救うため
汚れた世界を
壊していった言の葉の
しゅくざいのような
むかしむかしこの世界を
たくさんの人が汚していた
綺麗な歌に呑み込まれて
うつつの世界も分かれうつった
彼らの向く末は知らないまま
世界の向く末も知らないまま
屆いてくれサイレントの
等身大のこの歌よ
気づいてくれ愛ゆえに
そう信じた言の葉よ
屆いてくれサイレントの
終わりを知らぬ歌方よ
気づいていたその歌が
奪ったまた殘すくよ
私たちのこの歌も
いつかのような最後を
迎える時が來るのだと
あなたを靜かにうた歌う
淡い心臓がさらりとな
かりものの體を震わせて
最後を迎えることなど決してない
この歌がまるで
綺麗なものではないから