僕の見る世界、君の見る世界
可笑しなくらい大きな鞄に
飴玉一個扉開ける一歩
電車に乗りたい気持ち抑えて
歩いてみたい景色を見たい
道は間違えてない
時計もずれてない
はずだったはずだった
なのに
僕の見る世界は伸びきっている
電車の風に吹かれて落ちる涙も
君の見る世界には
いないでしょう?
車窓から覗く君が眩しい
ストロボ寫真を並べて見るよ
昨日の一枚今日も撮った一枚
『同じに見えるね』
「わかってないな」
変わってみたい変わってみせたい
忘れ物はしてない調子も悪くない
はずだったはずだった
なのに
僕の見る世界は伸びきっている
アスファルト
突き破った小さな花も
君の見る世界には
いないでしょう?
車窓から覗く君が見えない
星に笑えはるか遠くへそうだった
僕にしか出來ない旅をしよう
きみと
僕の見る世界は伸びきっている
戻そうとしたって
畳まれていくだけ
君の見る世界に背を向けるよ
車窓から落ちる君の聲だけ
拾っておくよ