九月一日
九月一日
僕は學校を休んだ
我向學校請假了
悪いことなのかもしれない
也許是有什麼壞事
理解されないことなのかもしれない
也許是有什麼不被理解的事情
でも、それでも、
但是,儘管如此、
六月一日
六月一日
席替えがあった。
換了座位
あの娘の隣にはなれなかったな。
沒能和那個女孩同桌了啊
だけど、それでいい。それがいい。
但是,這也好。這樣就好
未熟なままではいられないから。
因為無法忍受這樣一直不成熟下去
七月六日
七月六日
先生に怒られた。
被老師罵了
親と同様、叫んでいないと
看來和父母親一樣,是不大吼大叫
死んでしまう生き物らしい。
就會死掉的生物
少し、ほんの少しだけ、
一點點,只是有一點點、
悲しくなった。
傷心
七月二八日
七月二十八日
くだらないニュースばかり
淨是無聊的新聞
結婚した。
結婚了。
不倫した。
出軌了。
死んだ。
死掉了。
殺した。
殺掉了。
皆々、
大家
同じ人間なのに。
明明都同樣是人類。
みんな
大家
みんな
大家
僕には関係ないのに
明明和我毫無關係
諦めきれない不安も
無法完全割捨的不安也好
飲み幹しきれない孤獨も
無法一口飲盡的孤獨也好
全部全部全部全部全部
全部全部全部全部全部
全部全部全部全部全部
全部全部全部全部全部
揶揄いきれない事実も
無法揶揄的事實也好
食べきれず捨てた秘密も
吃不完而丟掉的秘密也好
全部全部全部全部全部
全部全部全部全部全部
誰が癒してくれんだよ
誰來治愈一下我啊
八月九日
八月九日
どうやら世間は夏休みみたいで、
這個世界總算是像放了暑假一樣、
羽を失くした天使の様に騒ぎ立てる。
像是失去了翅膀的天使一樣吵嚷。
あの娘は僕の嫌いな奴と
那個女孩似乎和我討厭的傢伙
付き合ったらしい。
交往了
興味なんて毛頭亡かった
沒有絲毫興趣
九月二日
九月二日
苦沙味の様に弱音は出るし
說出了噴嚏一般的洩氣話
口元は引きつることすら忘れている
連嘴角的抽搐都忘卻掉了
なにが戀だなにが愛だ
什麼是戀什麼是愛
僕だけが何も知れない
只有我什麼都不知道
頼れる人間なんて一人も居ない
能夠依靠的人一個也不存在
九月三日
九月三日
飼っていた金魚が死んだ。
養的金魚死掉了
不思議と、苦しくはなかった。
不可思議的是,並不覺得痛苦
命に重さなんてない
生命沒有重量
真実なんて一つもない
真實之類的一個也不存在
人間なんて
人類什麼的
馬鹿同然
和笨蛋一樣
償いきれない彼岸も
無法完全償還的彼岸也好
失いきれない愛想も
無法完全失去的和善也好
全部全部全部全部全部
全部全部全部全部全部
全部全部全部全部全部
全部全部全部全部全部
火葬を模してた理論も
模仿火葬的理論也好
化膿燈してた思想も
化膿點燃的思想也好
全部全部全部全部全部
全部全部全部全部全部
誰が治してくれんだよ
誰來治好我啊
九月四日
九月四日
久しぶりに外に出た
久違地外出了
青黴の様な流行の歌
像是青黴那樣流行的歌曲
制服の様な歪な出で立ち
穿上校服一樣歪歪扭扭的衣服
僕は花壇に潛む小さな蟻の様に
我像是趴伏在花壇裡的小小螞蟻一般
そっと
靜靜地
そっと
靜靜地
目を閉じた
閉上了眼睛