輪廻-asitaka
雨水溜り突き刺す涙
枯れ土に潤す水を
傘水玉模様の波紋
長靴履いた少女が踴る
踴り狂う足踏みかき消す
雨戸さえも聞こえず笑顔でいる
強さ強さ強さ
もう天使の涙は枯れた
ねえ教えてよ
Haniel
空の飛び方
もう僕は疲れた
生きる強さ
全部飲み込まれたんだ
あーこの上ない曇り空
一人たたずみ空を見上げれば
額に打ち當たる
はじけとぶ悲哀の量
怒りの雨一人でさえ
荷を施す重圧の壁
乗り越えられないなら
橫に歩け
水かさ増し
溺れる前に気付けと
もがきながら助けを呼ぶ
聲さえも遠くへ遠のく
二足が並んだ自然な平行線
黒い海底深海に浸かる
神階に行く
ゆっくり僕は深く眠る
光がやさしく
體を包み込んでくれたんだ
もう疲れたねって
言う聲が木霊して
聞こえたんだ
雨水溜り突き刺す涙
枯れ土に潤す水を
傘水玉模様の波紋
長靴履いた少女が踴る
踴り狂う足踏みかき消す
雨戸さえも聞こえず笑顔でいる
強さ強さ強さ
幼き過去よぎる走馬燈
川のせせらぎ響き渡る
來たる殘喘輪廻転生
母の腕のゆりかごの中
今気づけ
今なら戻れる
時は剎那
雨が涙変わる前
優しさ手招き
振りほどけ
頬に滴る一粒の滴
霧がかり霞んだ
陰の狹間
時空を越え天から落ちた
涙の道筋
真空の摩天樓
因果の後
光輝が差し木漏れ日となり
雲の上から地上へ
差し伸べる道は険しくとも
下れよ階段階段
雨水溜り突き刺す涙
枯れ土に潤す水を
傘水玉模様の波紋
長靴履いた少女が踴る
踴り狂う足踏みかき消す
雨戸さえも
聞こえず笑顔でいる
強さ強さ強さ