Not Fill
掬い上げた砂が零れ落ちてく
「捕まらないよ」と私を笑うよに
手のひらを擽っては瞬間に消えてった
握り締めた手の中に殘る感觸(もの)
それは現実のいたずらの殘骸?
まだ夢の中で眠る幻の一欠片?
気持ち押し殺しても顔を出す感情
お願い眠らせてと強く目を瞑った
觸れ合った喜びより失った快感に
焦がれて焦がれて…生きてゆくの?
涙の粒が作った大きくて深い海に
溺れて濡れてまた泳いで… あぁ
落ちそうなほど膨らんだ満月
そしていつか欠けてゆくそんな月に
ふと過ぎる孤獨感を何気なく重ねてた
突然背後から襲うような殘像
いっそ連れ去って欲しい戻れなくてもいい
その満ちた安らぎより消えてゆく剎那さを
求めて求めて…歌ってゆくの?
このままじゃ多分人は満たされる事ないまま
徬徨う道に倒れ眠る… あぁ
悲しみに身を投げある日目が覚めた時朝は明けているの?
逃げていった儚さに手が屆いたなら
また探して求めて…生きてゆくの?
このままじゃ多分人は満たされる事ないまま
徬徨う道に倒れ眠る
觸れ合った喜びより失った快感に
焦がれて焦がれて…生きてゆくの?
涙の粒が作った大きくて深い海に
溺れて濡れてまた泳いで… あぁ
終わった