シンシア
なつかしい人や町をたずねて
汽車を降りてみても
目に寫るものは時の流れだけ
心がくだけて行く
歸ってゆく場所もないのなら
行きずりのふれあいで
なぐさめ合うのもいいさ
シンシアそんな時シンシア君の聲が
戻っておいでよと唄ってる
君の部屋のカーテンやカーペットは
色あせてはいないかい
人ごみにかくれて肩をすぼめて
自分を見つめた時
過ぎ去った夢がくずれ落ちる
長い夜が終わる
夜空は町に落ち人々が
笑いながら通りすぎる
あの日と同じ所を
シンシアそんな時シンシア君の聲が
戻っておいでよと唄ってる
君の部屋に僕一人居てもいいかい
朝を待つのがこわいから
シンシア歸る場所もシンシアないのなら
シンシア君の腕でシンシア眠りたい