行き先霞む水は戻らない
所去之處霞光無限水不復流
願いを耐えて見つめて苦しんだ
心懷無果的願望承受難耐的痛苦
黒い花は煙に溺れた
綻放的黑色花朵溺死於菸霧之中
この身體は
這具軀體
あなたのものですか?
是你的嗎?
煤けた排水溝に
漆黑的煤礦骯髒的水溝
喧騒は呑まれてく
無盡的喧囂全部被吞噬
波の聲の一つが
那是一湧波濤
君の事を追いかけてた
咆哮著追逐你
雨降り色は褪せて
淅淅瀝瀝的雨點逐漸褪去的色彩
煙が病を熾す
煙霧蔓延動搖吞沒
揺れ動く腕を
雙臂輕顫擺動無力
誰も透せないから
無人能將其看透
「泣けないね」もうすぐ會えるから
“不會哭的。”因為將要與你會面了
この街は煙に消えてゆく
城市街道在煙霧中消失
欠片は湖に沈んだ
記憶的碎片沉沒在水中安眠於湖底
未來は
未來——
わたしにありますか?
我還能擁有未來嗎?
見慣れた街路樹には
熟悉的街道 和街邊的樹
さざめきが足りなくて
不夠吵。
それでも石畳を
即便如此還是在石階之下
また一枚埋めていった
埋藏了一份
繋いだはずの笑みは
本該牽動著你的笑容
するりと足下に消える
卻又瞬間消失在腳下
息が止まるまでは
直到呼吸終止的剎那
誰も逆らえないから
沒有哪怕一人能抗拒
それでも
即便如此——
「もうじき」僕らは終わるけど
“就要快了。”我們還是會結束。
「約束だね」名前は忘れよう
“約好了的。”將姓名忘卻掉吧。
離れて黒種草を浮かべた
離開後浮現出的黑色的草吞沒了這裡
明日も
明天
雨は已まないから
已經不會下雨了。
だからきっとすぐに會えるよね(流れてく)
所以就要與你相見了(綿延不絕)
悴(かじか)んだ季節に寄り添った(止まらない)
在這冰冷憔悴的季節(無法醒來)
やがては湖に沈んだ(夢の中)
一切終將要沉入湖底(的夢)
孤獨な
孤獨地
あなたの処へと
朝你奔去
未來は
我還能
わたしにありますか?
擁有未來嗎?