雲の出ずる國の眠りについた場所
飄雲之國入眠之地
ここは村の隅人は寄らず密かに
村落一角人未悄悄靠近
宿りの木の下にはほら
你看寄生木下
小さくいたいけな有像が
渺小又令人憐愛的不起眼之人(注:有像無象(うぞうむぞう))
そっぽ向いてる
被(這些人)無視(直譯是背過去)
なんだか可笑しいね
不知怎地感覺可笑
いつから此処でまた
從何時開始又在這裡
繰り返したさえずりが
反复啼鳴
ぐるぐるとろけて
轉來轉去
泡になっていくのだ
然後融化成了泡影
明けても仄暗い水底夢うつつ
天色微明的水底半夢半醒
しがない衒いも熟れ謂れのないこと
無聊的炫耀無緣由的成熟
顰に倣うべくはもう
模仿(這種事)
一度きりじゃ飽き足らずね
只做一次是不會滿足的
再再惚けて罷るのも悪くないと
常常裝個糊塗離開好像也不壞(注:惚けて去る,「死ぬ」的謙讓語)
葬して蓋をした藹々と汚れてくの
入土後慢慢附和世俗(注:藹々同會々,此處直譯是一團和氣地弄髒)
だんだん忘れて空になっていくのだ
漸漸忘卻然後變成了謊言
朝靄のかかるうだつ無象
晨霧繚繞的無形之物
癖になるシャーデンフロイデに
幸災樂禍成為習慣(シャーデンフロイデ原為德語schadenfreude)
いたいけな世も気にならぬ程に
因為(做幸災樂禍的事)已經厲害到
えらくなっていたので
連令人可憐的世間都不在意