Borderless - BANKA
By 程雨
寂(さび)れた街並み(なみ)を息(いき)もつかぬ程に(ほどに)
すり抜け(ぬけ)急ぐ(いそぐ)のは何の為なのか?
心に少しでも餘裕(よゆう)が生まれた辛く(からく)ないのに
エンジンが高ぶる心臓(しんぞう)が高鳴り(なり)
焦る(あせる)気持ちを押(おう)さえてるつもりでも
2人の想い出が詰まった(つまった)あの場所へ心が速(はや)る
いつでも側(そば)にいる事が
當たり(あたり)前と思いはじめて
そんな馴れ(なれ)合い(あい)の日々で切ない思いさせてた
気付かないま
青く色褪せて(あせて)ゆく寫真
微笑む(ほほえむ)あなたに唯(ただ)
胸の想い打ち明け(うちあけ)たくて
あなたの愛が終わる(おわる)前に
過ぎ(すぎ)て來た(きた)歳月(さいげつ)過ぎて來た信頼(しんらい)
すれ違う(ちがう)戀愛(れんあい)擦れ(すれ)てゆく心
愛してる事さえ曖昧(あいまい)あなたを苦しめ(くるしめ)ていた
どんな辛い(からい)時だって
負けず(まけず)に乗り(のり)越える(こえる)力(ちから)を
もっていられたのはそう
いつでもあなたが傍に(そばに)
いてくれたから
青く煙る(けむる)海(うみ)沿い(ぞい)の道
あの日の2人がまだ
今も寄り添い(よりそい)歩けるように
2人の夏が終わる前に
約束の場所あなたはいない
赤く(あかく)色付いて(ついて)ゆく景色(けしき)
戻れぬ(もどれぬ)日々と共に(ともに)
一人言葉も無く佇み(たたずみ)
あなたと夏の終わり
告げた(つげた)