赤い眼のレコ

流れる雲の隙間には
琥珀色的風在
さまよう琥珀色の風
流雲隙間遊蕩
見つめる深紅の瞳は
凝視它的深紅眼瞳
漂う光に混ざって
間雜著漂浮的光影
淡く揺らいだ
些微地搖曳
黃昏に踴る蜃気樓
黃昏時刻蜃景湧動
かざす小さな手から
從那遮於額上的小手中
こぼれ落ちた遠い記憶
遙遠的記憶零碎飄落
赤い眼のレコかすれた聲で
紅眼的reko 用沙啞的音色
最後のメロディ呼び覚ました
喚醒了最後的旋律（melody）
乾いた風に乗せるコトダマ
目送乾燥的風裹挾著言靈
ひとつひとつ見送った
逐字逐句地飄遠
誰もが知らない場所で
使其抵達默默無聞之地
誰かに屆くように
被誰人之耳聽聞
砕けたガラスの城には
在殘破的玻璃城中
はじける鉛色の雨
鉛灰雨水滂沱而下
見上げた深紅の瞳は
深紅眼瞳目光如炬
突き刺す朝焼けの中で
仰視朝霞
影に寄り添う
人影隨身
ガラクタに溶けたユートピア
烏托邦溶成一堆廢料
ノイズまみれのメモリー
記憶中充斥著雜音
辿る言葉欠け落ちてく
想要追溯卻只剩只言片語
赤い眼のレコ曲がった指で
紅眼的reko 曲起手指
奏でるメロディ遠く響く
彈撥出聲聲遠播的音徽
灰色の空ただ一人きり
在鉛灰天穹下煢煢孑立
ぐらつく體支えて
強撐搖晃的身軀
誰もが去りゆく場所で
想要傳達給荒無人煙之地
誰かに伝えたくて
的誰人聽聞
柔らかく包む木漏れ日も
那焚化殆盡的眼瞳所見之物
焼き切れた瞳には
就連柔和籠罩的葉隙漏下的微光
モノクロに歪むイミテーション
也不過是扭曲的黑白贗品
赤い眼のレコ暗闇の中
紅眼的reko 身處黑暗
赤い眼のレコただ一人きり
紅眼的reko 形影相吊
赤い眼のレコかすれた聲で
紅眼的reko 用沙啞的音色
最後のメロディ呼び覚ました
喚醒了最後的旋律
乾いた風に乗せるコトダマ
目送乾燥的風裹挾著言靈
ひとつひとつ見送った
逐字逐句地飄遠
誰もが知らない場所で
使其抵達默默無聞之地
誰かに屆くように
被誰人之耳聽聞