ファイナライザー
原曲=ラクトガール~ 少女密室、ヴワル図書館
明日の明日の明日の明日の次の次の日の今日の
この世の終わりと信じてて待ち望んだけど
屋根も窓も強い雨に打ちたれて耳觸りなノイズ
立てたくらいで集中力削っただけ
そのうち虛ろに日が昇る誰の上にも変わりなく
この煩わしい朝の心地無情に叩き潰してほしいんです
ねえ終わらせて終わらせて
無表情な人外どもを一息で消し去ってくれるのならば
火の玉や洪水といった
君しか知らないやや幻想的な方法でも構わないので
明日や明日の次の明日も昨日やその前の今日も
同じく無駄、等しく無価値刷り込まれつつも
ほんの僅か希望はあなたを謳う詩歌や図畫の類
いっそその目の前に陣取って暮らしたい
片道切符で十分と全てを捨てた旅だとか
または寧ろその足元で尊厳もなく飼いならしてほしいんです
もう一日中一年中
不自由だらけの標本でいいから
磔にしたっておくれそれがいいじつがいい
そんな具合のひどく倒錯的な悅びが本質でしょうね
君の呪文がこの體に魔法の処理を施して
他の何も必要としない素晴らしい僕にしてくれるなら
カミソリやロープといった僕が持ちうる
ひどく現実的な手段でも何ら問題なく
それが僕という駄作の完成に他ならぬのです
いとおしいいとおしい
忌まわしい偶像に過ぎぬと人言えどとんだ愚昧と恥じよ
ねえかぐわしいかぐわしい香りの名を頂く全知者
そこにいたのね、安心したよ
安心したよ安心したよ安心したよ安心したよ