意味がないなきりがないな
とってつけたような態度
逃げてたいな好かれたいな
芝居めいたようにSmile
僕を知った君は知った
觸れてなんかなくとも
『ただぽつんと立ち竦んだ
あの虛勢の塔のよう』
僕の噓と噓と噓と噓の間その間
君の噓と噓と噓で清算しよう
ビルの合間冷えたライター
とってつけたような幸
寂びた雑踏溺れまいと
藻掻く僕たちを食む
『さよなら』って息を吐いた
痛みなんかないんでしょう
壊したいな忘れたいな
痛みなんかない間に
僕の噓と噓と噓と噓の間その差異が
くたびれたネオン街のルーフに靉靆として
また夜が始まった
アスレチックに飛び乗って
君は舞った君は舞った
棄てられたライト身に纏って
君は舞った僕は観てた
廃れたモールに忍び込んで
朝を待った踴る君が
眩しくてもう日はいらないって
僕は思った君は泣いた
夜が去った
なんの弁明にしたって
綺麗事だってわかってたよ
僕は僕を救う言葉でしか
君と向き合えないって気付いたよ
すべて始まって終わったあの日の言葉の列を
何故僕は繰り返し再生してるんだろう
ずっとこの世界で
君を待った君を待った
僕はずっとこの世界で
君を待ったでも駄目だった
今わかったよ否わかってた
醒めるしかないんだよな
僕はずっと明けない夜に縛られてた
ああどれだけ記憶を巡っても
君といた日がこの世の何よりも
あたたかくてずっといたくて
でも抜け出さなくちゃ
アスレチックに飛び乗って
君は舞った君は舞った
棄てられたライト身に纏って
君は舞った僕も舞った
そして最後に手を振って
君は泣いた君は泣いた
哀しくてもう日はいらないって
僕は泣いた僕は泣いた
君が去って僕が去って
夜が去ってすべて去って
ただ笑って「さよなら」って
僕は言って目を醒まして
朝になった