月夜の出來事
蟲の音が優しく聞こえるとても明るい夜に
気づいたのよあなたはいつもそばにいた
燃えるような季節は過ぎゆき木枯らしは吹くけれど
昔よりも大きなぬくもりに抱かれ
人はめぐり逢い愛し合い苦しむけど
戸惑いも傷もいつしか土になる
靜かに時を越えてゆく想い出を抱きしめて
空にはあの時と同じ月が微笑んでる
このまま二人は流れて海になって
水に溶け込んだ心はひとつなの
靜かに時を越えてゆく白い帆に風受けて
嵐もいつか子守歌あなたのそばにいれば
靜かに時を越えてゆく想い出を抱きしめて
空にはあの時と同じ月が見守ってる