蟲
就好比只是在泥土深處
たとえば土の底で
靜靜沉睡著的我
靜かに眠るだけの
一隻手臂卻被擰下
わたしの片腕をもいで
玩弄
遊んで
如同墜入深淵般
深みに墮ちるほどに
意識變得漆黑靜滯
意識は黒く凪いで
微溫的水
生溫い水が両手を
逐漸流過雙手
流れてゆく
黑暗中漂浮的蜉蝣
暗闇漂う蜉蝣
溺於火舌
炎に溺れて
維持過呼吸
息をしていた
屏住了呼吸
息をひそめて
曾努力想活下去
生きようとしていた
於地底閃耀的太陽
焚燒起我那太過靠近的翅膀
地底に輝く太陽が近付いた
這只佈滿划痕的手
わたしの翅を燃やす
連伸出都無法做到
剃り傷だらけのこの腕を
被慢慢啃食
伸ばすことも葉わず
若振翅發出的
蝕んでゆく
這哀傷哭訴
能傳入誰的耳中
もしもこの翅音の
我將聲嘶力竭
哀れな泣き言さえ
天真的兒時噩夢
誰かに屆けば
在尋找著我
わたしは聲をもがれ
翻掘著
無邪気な幼い悪夢が
翻掘著
わたしを探して
反复著
掘り返している
把我的歸處
掘り返している
徹底蹂躪
繰り返している
對那隻手
連反抗都做不到
わたしの居場所を
拜託了
踏み荒らす
至少僅僅此刻
その腕に
讓我安眠
抗うこともできず
雖然這樣低聲哀求了
お願い
奪走熱度的冰冷雨水
どうか今だけでも
順著髮絲濡濕顫抖的眼
靜かに眠らせて
即便是謊言試著想像的話肯定
と呟くけど
不會這麼辛苦了吧即便只是做夢
不論何時總有聲音從某處傳來
冷たく熱を奪う雨が
嘲笑著在人群中顫抖的蟲子
髪を伝い震える眼を濡らす
我揮起的拳頭
噓でも思えたならきっと
今天也
こんなに辛くないと夢を視ても
徬徨在半空中被汲乾氣力
何時でも何処かで聲がする
雑踏に震える蟲を嗤って
わたしが振り上げた
拳は今日も
宙を徬徨い渫われてく