濕る部屋の隅に潛んだ
在潮濕的房間角落潛藏的
微か漏れた足音は
隱約傳出的腳步聲
狙い定める様に優しく
如已瞄準目標般溫柔地
揺蕩う意識をなぞる
描摹著躊躇的意識
見え透いたその罠でも
那已看透的陷阱(假象)也好
手を取ればあと一寸でしょう?
牽起手的話便只差咫尺(一點點)了吧?
「捕まえて、捕まえて… … !」
「抓住吧,抓住吧……!」
唇が擦れる距離で囁く
於輕唇相磨的距離低聲私語
夏の夜に舞うスバイダー
舞動於夏日之夜的spider
汗ばむ虛実は澆薄
沁出汗珠的虛實如此澆薄
生きる為にだけ啜った愛情
只為生存而吸啜的愛情
罪だらけの肢體は
這充滿罪惡的肢體(身體)
悪趣味な遊戯に興じ
以下流的玩耍為樂
垂らす糸は貴方の元へと向かう
垂下的纖絲直向著你的身邊
泣き腫らした瞳が責めても
即使哭得紅腫的雙眸催促
未だ鼓動は
如今這心跳
止まないまま
仍是不得停歇
窓辺に描く雨露模様
窗邊描繪出的雨露的紋路
一秒ごと形を変え
一秒秒變幻著形態
反射した影を彩れば
若點飾反射出的影子
誰よりも美しい
定會比誰都更美麗動人
徐々に這い上り詰めて
緩緩爬行登至頂處
落ちてまた繰り返して
落下後又不斷反复
「捕まえたい、捕まえたい… … !」
「我想抓住,我想抓住……!」
燻りが支配欲が溢れる
煙氣與控制欲都已滿溢
暑さに藻掻くスバイダー
在酷熱中掙扎的spider
痛み增してより享楽
比起平添痛苦更願享樂
斷ち切れないのは歪な慾望
無法斷絕的是歪曲的慾望
罰は吐息に潛んで
處罰潛藏在嘆息中
剎那優越の境目
剎那間優越的邊界線
絡む意図が誘う夢現へ
牽繞的意圖引誘著向著朦朧之中
貴方以外誰ひとりも
除你以外不論是誰
いやしないと
都絕不會做
そう思い込ませて
我會讓你如此深信
愛憎に身を任せて
聽由愛憎擺佈
そう何度もキスの痕跡を
對啊多少次將親吻的痕跡
粘著質に殘して
留於粘液質上
I wonder
I wonder
I want you
I want you
I know
I know
終了まで合図は待ってよ
結束前都等著信號吧
重要なのは瞬間だけ
重要的唯有此瞬(現在)
I'm a dirty spider…
夏の夜に舞うスバイダー
舞動於夏日之夜的spider
汗ばむ虛実は澆薄
沁出汗珠的虛實如此澆薄
生きる為にだけ啜った愛情
只為生存而吸吮的愛情
罪だらけの肢體は
這遍滿罪惡的肢體(身體)
悪趣味な遊戯に興じ
以下流的玩耍為樂
互い違いの色を溶かして
將相互交錯的顏色溶解
暑さに藻掻くスバイダー
在酷熱中掙扎的spider
痛み增してより享楽
比起平添痛苦更願享樂
斷ち切れないのは歪な慾望
無法斷絕的是歪曲的慾望
罰は吐息に潛んで
處罰潛藏在嘆息中
剎那愉悅に跨いで
剎那間跨越愉悅
絡む糸は貴方を縛る手枷
纏繞的纖絲正為束縛你的手銬
朝になれば乾いてしまう
清晨到來就會乾涸殆盡的
ただ儚い
此般虛幻的
夏蜘蛛の戀
夏蜘蛛之戀