El Dorado
僕の記憶
美しい土よ風よ
君が嗤う鉄屑に隠れて震える
儚い夢になど許されない
繰り返す欲へと身を落としてる
ずっと地へ深く深く沈みこむ
真っすぐに焼けた核に突き刺したくれ
割れたリンゴみたく黃金を放って
綺麗なんだそのまま立ち盡くし笑え
背德の帰結
未知なる闇にのまれ
天の路は機械の歯車に繋がる
救い給え魂血は流れる
生きること即ちその一部なり
かつて栄華を燃やした怪物よ
光を齧(かじ)り今こそ葉えてくれ
望むものはみんなあの空の向こうへ
夢を見てもいいだろうなあこのまま笑え
僕は草原に立ち
赤く染めた空を著て
忘れ去られた時の影を觸れた
血は地に流れ流れ溶けていく
目の前を踴る黃金の風になる
闇よ僕はキミを哀れみなどしない
僕らはただ路傍(ろぼう)の石みたく
ずっと地へ深く深く沈みこむ
真っすぐに焼けた核に突き刺したくれ
割れたリンゴみたく黃金を放って
綺麗なんだそのまま夢見てるように
世界よ在るべきあの日へと還れ
黃金よ
END