カノジョの記憶
ここ…俺の部屋…
這裡是…我的房間…
バルコニーにいたはずなのに、いつの間に戻ったんだ
明明應該在陽台上什麼時候回來的
ちょっと、何であんた、床に転がってるわけ
餵為什麼你會倒在地板上
寢てるの、ねぇ、起きて、目を開けろ!
睡著了嗎餵快起來快睜開眼睛
起きない
沒醒…
まさか、嫌な予感の正體は…これだったのか、この子のみんなにか
難道不好的預感…就是指這個嗎全是關於她的嗎
くそ、そんなはずはない
可惡這不可能
おい、起きろってば
餵你快起來啊
起きた
醒了
たく、餘計の手間かけさせやがて
真是的別給我添多餘的麻煩啊
はぁ、ちょっと、何逃げてるの
哈?餵 你逃什麼啊
はぁ、あんたさぁ、寢ぼけのもいい加減にしなよ
哈?就算你睡糊塗了也要有點分寸吧
俺が誰か分かんないとか、冗談でも許されないでしょう
不知道我是誰這種話就算是開玩笑也不會被原諒的吧
ちぇ、人の気も知らないで
切真不會體察別人的心情啊
ふさけてるの、あ?
在跟我開玩笑嗎?啊?
だから、何で逃げようとすんだよ
所以說為什麼想要逃走啊
あんまり面倒かけないでくれる
可以不要總給我添麻煩嗎
最近甘やかし過ぎたのかな
是不是最近對你寵過頭了
くそ、大人しくしろっての
可惡給我老實一點
こうされないと分かんない
不然接下來會怎樣我可不管了
すっごい悲鳴、悪くないね
這美妙的呻吟真不錯啊
吸血されて大人しくなるとか
被吸血才會變老實
あんた、やっぱり好きなんじゃ
你果然很喜歡這樣嘛
俺の牙、そんなにいいわけ
我的獠牙有這麼好嘛
聲震え過ぎでしょう、それじゃ何でいてるのか分からない
聲音也顫抖過頭了吧那接下來要怎麼做我可不知道
よく頑張りました
已經很努力了
でもね、あんたの「やめて」は「やめないで」でしょう
但是啊你說的「不要」是「不要停下來」吧
だから、やめてあげない
所以我不會停下的
思い切り突き飛ばしてくれたね
真是狠狠得把我撞到一旁呢
いい加減にしろよ
適可而止吧
本気で俺を怒らせたい
真的想把我惹生氣?
ちょっと、何でそんなに怯えてるの
餵幹嘛那麼害怕
俺に脅かされる何でいつものことじゃん
被我這樣嚇唬什麼的不是很平常的事嘛
出會った頃に戻ったみたいの反応しちゃってさぁ
像是回到了初識時候的那種反應…
ねぇ、あんた、おかしいよ
餵你…很奇怪啊
はぁ、俺のどこがおかしいって
哈? “我哪里奇怪”
はぁ、あんたの血何でさんざん吸ってきたじゃん、今更何を…
哈?被我吸血也是常有的事事到如今還…
もしかして、からがってるわけじゃなくて
難道你沒有在跟我開玩笑
本気で俺が分からないの
真的認不出我了嗎
ねぇ、記憶喪失…
餵喪失記憶…
どこまで覚えてる、自分のことは?
還記得些什麼 自己的事呢?
そうなんだ、何もね
這樣啊什麼都不記得了呢
疑ってるわけじゃないよ、あんたが噓つけるようなタイプじゃないのは俺が一番よく分かってる
並不是在懷疑你哦我最清楚你不是那種會撒謊的類型
つまり…本物の記憶喪失ってやつだ
也就是說…真的喪失記憶了
そっか、今のあんたは俺のことをなにもかも忘れちゃってるんだ
是這樣啊現在的你已經將與我有關的事全部忘記了啊
俺が始祖だってことも
我是始祖的事
俺とあんたがどうして一緒にいるのかも
我和你是如何在一起的
ふさけるな!
別開玩笑了!
この俺を忘れる何で絶対に
把我完全忘記什麼的 絕對
許さない
不能原諒
ほら、立て!
快站起來!
暴れるな、黙ってついてこないと
別胡鬧了要是不閉上嘴跟著我
俺、何するか分かんないよ
我可不知道會做些什麼
あんたのこと殺すかも
也許還會殺了你
俺に服従しないあんたに価値何かないし
不服從我命令的你已經沒有任何價值了
それもいいかな
這樣也可以嘛
ちぇ、むかつくなぁ
切真讓人火大啊
どうしてこんなことになったか知らないけど
雖然不知道為什麼會變成這樣
絶対に全て思い出させてやる
我絕對會讓你全部想起來的
そこで大人しくしててよ
在那裡老實呆著
逃げようとしたって無駄だから
想逃也沒用
うるさい、黙って待ってろ!
吵死了閉上嘴好好呆著
水でいいか、そのほうが頭はっきりするだろうし
用水可以嗎這樣能讓頭腦清醒吧
逃げられないって言ったでしょう
我說過不會讓你逃走的吧
俺を忘れる何で、絶対に許されないんだ
把我忘記什麼的我絕不允許
だから何や何でも全部思い出してもらう
所以一定讓你全部想起來
ほら、これで少しは意識がはっきりしたんじゃない
你看這樣難道意識不會清晰一些嗎
どう?何か思い出せた
怎麼樣?想起什麼了嗎
黙って震えてたら分からないだろう
你這樣沉默著發抖我怎麼會知道
でもまぁ、その様子だと、何も変わらないみたいだね
但是啊看你的樣子應該什麼都沒有改變吧
くそ、まだ足りないのか
可惡還不夠嗎
ほら、早く!俺を思い出せよ!なぁ!
餵!快點!把我想起來啊!吶!
何蹲ってるの、俺が聞いてんだからさぁ
幹嘛一直蹲著 我在問你話呢
顔上げろ!
把頭抬起來!
全部思い出したって言いなよ、ほら
快說你已經全部想起來了快說啊
何だよ、その顔、いちいち怯えがって
什麼啊那種表情充滿恐懼的表情
こんな形式でやっても、まだ俺を思い出せないとか
做到這種程度還是記不起我
お前、まじでふさけるなよ
你真是在跟我開玩笑啊
やっぱりお前にはこっちのほうが効くのか
果然對你來說這樣做才會有用嗎
うるさい、髪を引っ張られたぐらいで、騒ぐな
煩死了不過是扯了下頭髮而已別吵了
ほら、見ろよ、あんたの首筋、俺の牙の痕だらけだろう
你快看你的脖子上都是我留下的印記
俺のもんだって証が體中にある
你是屬於我的證據都刻印在身上了
なのに…くそ!
可是…可惡啊
すぐに痛いだけじゃなくなるくせに
明明一會疼痛就會消失了
血の味まで出會った頃に戻ってたら、どうしようかと思ったけど
要是連血的味道都回到了初識的時候你覺得我會怎麼做
それは大丈夫か
那樣也無所謂嗎
そうなってたら、今頃廃置までだだろうなぁ
要是那樣的話現在所做的一切都白費了吧
今お前の血を苦しまずに吸えるのは
現在你能沒有痛感的被我吸血
何度も何度も何度も、それこそ毎日
是無數次無數次無數次並且每一天
浄化のために吸血してたからだ
都為了淨化而吸血的原因
この耳からだって、お前の血を啜った
就從這耳朵開始攝取你的血吧
最初は今のお前みたいに言ったがってだけど
最初就像現在的你一樣
すぐに俺を欲しがるようになった
但是很快你就開始變得渴求我了
この胸も、腹も、足だって、お前の體で俺を知らないところはない
這胸口腹部就連腳你的身體就沒有不熟悉我的地方
この指先からもさんざん吸ってやったよなぁ
從這指尖開始吧
そう、そんな風に、どこから吸っても気持ちよさそうに反応してた
對就是這樣不論從哪裡吸取都會感到舒服的反應
お前だって、分かってるはずなんだ
你的話應該明白的啊
自分が誰のものなのか
自己到底是屬於誰的
なのに、俺を忘れたって言うのかよ
可是啊竟然說忘記我是誰…
だから!その目をやめろって言ってんだろう
所以!說過不要用那種眼神看我了吧!
また…頭痛が…くそ……くそ…くそ!
又來了…頭疼…可惡……可惡…可惡!