纏わりつく荊薔薇の香り
纏繞附著的荊薔薇散發著迷人幽香
濃密になる甘さが
漸濃的甜香
望まぬ煽情を呼ぶ
喚來惱人的煽情
聖地は砕かれ戻れない
聖地已被摧毀無法返回
棘の唇なら拒む事も出來るでしょう
若是荊棘之吻想必能夠拒絕
謀のなかで戸惑えば
若在謀略之中找不到出路
理不盡な力潰されそう
不講理的力量彷彿能夠擊潰
細い足首食い込んだ鎖
鎖鏈勒緊纖細之踝
逃げられない絕望の淵は
無法逃避的絕望深淵中
體溫と無常に呼応するaroma
變幻無常的體溫呼應芳香
意識の暗暗に
意識的黑暗中
月は欠けていく
圓月殘缺
指を絡めて愛を囁き
指尖纏繞低語愛意
聲求める悪しき王
渴求聲音的邪惡之王
この身をも捧げる位なら
如果連這副軀體也要獻上
崩壊を迎えよう
那麼就迎接崩壞的來臨吧
色無き華ならば
若是無色的花朵
誰に知られず逝けるのに
就可以不為人知的悄悄消逝了
蜃気樓揺らめいて
海市蜃樓搖晃著
涙誘う思いでを映しては消えるの
映照了喚醒的記憶又將它抹消
噎せ返る煙熏らす麝香
令人窒息的煙霧麝香散發輕煙
逃げられないのは貴方の方
無法逃走的其實是你
見つめる瞳流れる涙に
凝視瞳孔中流出的淚水
心捕まれたら傾く世界
若心被捕獲世界也將扭曲
何時か貴方に手折られ枯れるその前に
在某天被你折取在枯萎之前
唯一つの小さな希望を胸に抱いて眠ろう
胸膛擁抱這唯一的小小希望而眠
(幾多の命を奪って)
(奪取了眾多生命)
黒い影が死を差し出す
黑影伸手遞出了死亡
(私の願いは蠢き)
(我的願望在蠢動)
括れた腰は彩る寶石
纖細的腰肢點綴寶石
捕らえられない私の心は
我那無法被捕獲的內心
體溫と無常に呼応するaroma
變幻無常的體溫呼應芳香
意識の暗暗に
在意識的黑暗中
噎せ返る煙熏らす麝香
令人窒息的煙霧麝香散發輕煙
逃げられないのは貴方の方
無法逃走的其實是你
見つめる瞳開いた唇
凝視的眼瞳張開的雙唇
誘う先に待つ廃墟の世界
在引誘的盡頭等待的是廢墟世界