シングルベッド
素敵な戀をしました
甘くて溶けるような
それはイケない戀でした
痛みがにじむような
手を繋いでキスをして
ひとつになっても二人は
先に進めないけれど
ワガママなんて
言える権利はないの
シングルベッドで
朝まで抱き合っても
あなたは私のものじゃないよね
一緒に笑って
心で泣き合って
切ない戀模様
祝福されないならば
近所の貓にでも
ノロケてしまいたいくらいよ
二人のエビソード
本気になっちやダメって
あなたが言うから
なおさら
痛みも忘れる程に
溺れてしまうの
不確かな戀の微熱
シングルベッドじゃ
私の居場所なくて
ひとり泣き明かす夜も多くて
シャッフルビートで
続く戀の行く先は
もう分かってるけど
本気なんてじゃないって
口先だけでごまかしても
あなたももう気づいてる
本當は本當は本當は...
幸せになりたかった
あなたと
シングルベッドで
朝まで抱き合って
初めて覚えたこいの味は
二度と訪れることがないと知っても
決して塗りかえはしない
幸せだったから