どうぞ、話して
來聊聊吧。
「それは遠い昔のこと。
「那是已然久遠的往事。
僕は幼く、體も小さく、
我尚年幼且稚嫩。
一人きりの日々で。
這樣獨自一人的歲月
いつしか、隣に
不知何時,身邊
似た風の人がいたんです。
出現了與我相似的人兒。
とても幼く、體も小さく、
非常年幼而纖細。
一人きりの少女
獨自一人的少女
僕らは毎日、話をしたんだ。
我們每日一起談天說地
聲も名前も、思い出せないけど
雖然聲音也好名字也好,都無法憶起。
雲が流れたとか、花が咲いたとか
只是聊著流動的雲朵,綻放的花蕾
それだけで良かったんだ。」
僅僅如此便已覺得足夠。 」
それは戀よ、グレゴリオ
那就是戀愛喲,Gregorio
暗い夜の淵でも、
於無盡黑夜之中
一人手探りのまま、ゆけるようにと
也能夠一個人摸索前進
誰かがそう、殘した
正是因為有那個人所留下的
淡く燃える光よ、
微微燃燒的光芒
忘れないで
請不要忘記
「傘を濡らして
「雨水浸濕的傘下
二人で歩いたんだ
兩人並肩前行
跳ね立つしぶきも、雨蛙の聲も
飛揚的水沫也好,雨蛙的低鳴也好
鮮やかに覚えているのに。」
明明都還鮮明地映在腦海裡。 」
いいえ、
不對、
思いたせないこともあるでしょう?
也有想不起來的地方吧?
誰もすべてを、心の隅っこに
無論是誰,都無法將所有的一切
おいておける訳じゃないのよ。
珍藏在心的角落裡哦。
「悲しいことは思い出せないこと
「連悲傷的事已經無法回憶起來
それも忘れてしまうこと」
這一點都已然忘卻了」
泣かないでグレコリオ
請不要哭泣Gregorio
盲いたその目では、
即使你的雙眼
正しさは曇って
被陰霾所遮蔽
見えないとしても
無法看見也沒有關係
私が教えてあげる、
就讓我來告訴你吧
その話の続きを、
那個故事的後續、
さあ
來吧
「これが、戀」とグレゴリオ
「這就是、戀愛」Gregorio
暗い夜の淵では、
於無盡黑夜中
一人手探りのまま
一個人探出手去
歩けないのだと
卻再也無法前進
杖になり寄り添ったまま、
只能一邊支撐著枯杖
折れてしまうその日を、
一邊害怕著折斷的那一日
怖がりながら
無情到來
これは戀よ、グレゴリオ
這是戀愛喲Gregorio
暗い夜の淵では、
於無盡黑夜中
貴方無しではもう、
如果失去你的話就已經
歩けやしないよ
無法繼續前進了呀
微笑んでグレゴリオ
請露出微笑吧
雲が流れたんだよ
雲朵悠悠飄去了喲
ねえ
你看