繋いだら離さないように
君の温度を確かめるように
青い電車は 僕らを乗せて
知らない街まで 運んでゆくんだ
今更何も言わないで
夜の空は今でも星が光って
さよなら したくないから
声に出さないように俯いたんだ
たった一人で僕たちは
ため息の数も分かんないよ
あの時の願いはどこかに置いたままで
世界は回っていた
漂って 君と歌って
夜に向かって 悲しくなって
その先の道 駆け抜ける街
夢に見た場所で
いつかのように笑えたなら
まだ傾いた街
錆びれた体
夜の谷間に あふれた涙
ビルの隙間の 小さな星に
触れようと手を伸ばしたんだ
もう何もいらないけれど
君の笑顔だけが見たくなって
夜明け前 どこまでも 歩いてゆく道
また空が溶け出すのさ
もうきっと君はいないよ
甘い期待も空に歌うよ
朝焼けの道 駆け抜ける街
夢の中で君はいつも通り笑っていた
彷徨って 日々を繋いで
その意味なんて無いと分かって
薄暮れの道 佇み1人
夢の世界でいつまでも抜け出せないけど
気まぐれに続いてゆく日々も
冷たい雨に泣きそうな夜も
明け方の空の光が僕の体を包んでいた
漂って 君と歌って
夜に向かって 悲しくなって
その先の道 駆け抜ける街
夢の世界でいつまでも抜け出せないよ
きっと君はいないよ
甘い期待も空に歌うよ
朝焼けの道 駆け抜ける街
夢の中で君はいつも通り笑っていた