雨傘
待(ま)って 鼻(はな)を利(き)かせなよ
【等一下 用鼻子嗅一下吧 】
今宵(こよい)は雨(あめ)だろう
【今晚会下雨哦 】
傘(かさ)くらい 携(たずさ)えて行(ゆ)け
【起码 也带把雨伞出门吧 】
恐(こわ)いことは 流(なが)されること
【恐惧的事 还是会被冲洗掉的】
五官(ごかん)が有(あ)るだろう
【最重要的是五感还存在著 】
なにより 頼(たよ)れば良(い)いのに
【有这个比什麼都好的依靠就行了】
お前(まえ)の瞳(め)が 暗(くら)く翳(かげ)っている
【你的眼眸 在黯然间 暗淡下来 】
瞬間(とき)は 何時(いつ)も 気圧(きあつ)の所為(ため)にして
【长久以来的时间 都被压力压得喘不过气】
忘(わす)れているんだ 思(おも)い起(お)こせ 生命(いのち)
【突然想起来 已经忘掉的 生命的价值 】
自分(じぶん)の道具(どうぐ)を持(も)って余(あま)す位(くらい)なら
【要是感到自己拿著的用具是多余的 】
濡(ぬ)れて帰(かえ)れよ
【乾脆湿著身回去吧 】
ご覧(らん)よ ほら 耳(みみ)を澄(す)ましなよ
【看看啊 瞧 用耳朵细心的听】
雨音(あまおと)は何処(どこ)に
【雨声是在哪里响起的呢】
ぶつかり 派手(はで)になるのか
【互相碰撞后 变得艳丽起来了吧】
酷(ひど)いノイズに 言葉(ことば)失(うしな)えど
【在可怕噪声下 却说不出话来了】
五感(ごかん)を涸(か)らすな
【不要掩盖自己的五感 】
其(そ)れだけ 頼(たよ)れば良(い)いから
【只有它这样的依靠也就好了 】
お前(まえ)の瞳(め)が 濡(ぬ)れ手(て) 火照(ほて)っている
【你炽热的眼眸温暖著 那湿透的手】
瞬間(とき)は 何時(いつ)も 文明(ぶんめい)の所為(ため)にして
【一直以来的时光 都被文明给蒙蔽 】
怠(なま)けているんだ 使(つか)い果(は)たせ 生命(いのち)
【要就这样 惰怠的 耗尽 生命吗】
自分(じぶん)の脳味噌(のうみそ) 飼(か)い殺(ごろ)す位(くらい)なら
【再不用一下自己的脑子的话 就只能一直停留在原地了】
立(た)ち尽(つ)くして居(い)ろ
【再不用一下自己的脑子的话 】
思(おも)い出(だ)せぬ程(ほど)の 深(ふか)い痛手(いたで)と
【把沈痛的没法回想的重创 就只能一直停留在原地了】
使(つか)い切(き)れぬ程(ほど)の 高(たか)い理想(りそう) 抱(かか)え
【和崇高的难以达成的理想 紧抱著 】
びしょ濡(ぬ)れになったら
【既然都变得透湿了 】
迎(むか)えにいくよ
【 乾脆迎面前去吧 】
ただ 自分(じぶん)の現在地(げんざいち) 見誤(みあやま)るな
【只是 不要看错 自己所在的地方】