千年の独奏歌

ひとり灰色(はいいろ)の丘(おか)
一人伫立灰色山岗
乾(かわ)いた枯草(かれくさ)踏(ふ)みしめて
干朽的枯草踏于脚下
思(おも)い巡(めぐ)らせる
思绪飘向
空(そら)の彼方(かなた)に
天空的彼方

风中摇曳的花瓣
風(かぜ)に揺(ゆ)れる花(はな)びら
温柔如你的笑颜
柔(やわ)らかなあなたの微笑(ほほえ)み
些许记忆的碎片
淡(あわ)い記憶(きおく)のかけら
宛若深棕色彼岸的虚幻
セピア色(いろ)の向(む)こうの幻(まぼろし)
唱着
誰(だれ)も知(し)らない
无人知晓的歌谣
歌(うた)を奏(かな)でよう
即使身体
この身(み)が錆(さ)びて
锈蚀停止
停(とま)まろうとも
也会在倒塌的墓碑前
崩(くず)れかけた墓標(ぼひょう)に
继续唱
歌(うた)い続(つづ)けよう
你留下的歌
あなたの 残(のこ)した歌(うた)を
这副躯体完全

是人工制品
この体(からだ)は全(すべ)て
至少将这颗心
作(つく)り物(もの)でしかないけど
奉献给歌唱
この心(こころ)はせめて
面向西沉的夕阳
歌(うた)に捧(ささ)げていよう
一手拿着褪色的吉他

人影在乐声回荡中

起舞
沈(しず)む夕陽(ゆうひ)に向(む)かう
起茧的指尖
色(いろ)あせたギターを片手(かたて)に
反射微弱的光芒
響(ひび)くこだまに踊(おど)る
口中哼唱的旋律
影法師(かげぼうし)
乘着风飞向天空的彼方

吱嘎轻响的
擦(す)り切(き)れた指先(ゆびさき)は
银色齿轮
光(ひかり)を鈍(にぶ)く照(て)り返(かえ)して
回响着
口(くち)ずさむメロディは
深灰色的鼓动
風(かぜ)に乗(の)って空(そら)の向(む)こうまで
玻璃的瞳中
かすかに軋(きし)む
映出的天空
銀(ぎん)の歯車(はぐるま)
是多么的虚假
響(ひび)いてゆく
在这月光下
鈍色(にぶいろ)の鼓動(こどう)
不会再有相逢
ガラスの瞳(ひとみ)に
但也要向着这片天空
映(うつ)るこの空(そら)は
继续歌唱
どんな まやかしだろう
与你邂逅在

开满紫罗兰的山冈
この月(つき)の下(した)で
历经数千个日夜
もうめぐり逢(あ)うこともないけど
已化为灰色的遗骸
この空(そら)に向(む)かって
这副躯体完全
歌(うた)い続(つづ)けていよう
是人工制品

至少这颗心

奉献给歌唱

在这月光下
あなたと出逢(であ)った
不会再有相逢
すみれの丘(おか)も
但也要向着这片天空
幾千(いくせん)の夜(よる)に
继续歌唱
灰色(はいいろ)の亡骸(なきがら)

この体(からだ)は全(すべ)て
作(つく)り物(もの)でしかないけど
この心(こころ)はせめて
歌(うた)に捧(ささ)げていよう
この月(つき)の下(した)で
もうめぐり逢(あ)うこともないけど
この空(そら)に向(む)かって
歌(うた)い続(つづ)けていよう