スポットライト 指でなぞってる
誰かの今を追いかけてる
窓の明かりが ぷつりと消えた
君の言葉も夜に消えてった
sultry 眠れず 浮かんでくる
高鳴る鼓動抑えきれず
夕立 濡れた 道を歩いた
虫の羽音だけが響いていた
プールサイド 忍び込んで座る
微熱が今も残ってる
もしあの時に 言葉を止めず
君が隣 笑っていたなら
汗ばむ肌をかくして
汗ばむ肌を託して
その手を そっと引き寄せて
飛び込み 空を見上げた
街灯が反射する水面揺らして
水飛沫上げ 重なりあっては
雫か幾千の瞬く星か
分からぬほど広がってるのかな
スポットライト 塞いでは開けてる
誰かからの 今を探してる
微かな声は 目に留まらずに
鈴も鳴らず通り過ぎていく
suddenly 草木がざわめいた
腕に汗 伝い震えた
指の先には 彷徨い込んだ
花火の跡が 黒く残っていた
タイムライン はしゃぐ笑顔
記念の文字には 祝福の声を
そこにいても 離れていても
光の射す方へ集ってく
サーチライト 闇を照らす
想いは当てなく 宙を焦がしてた
もしあのとき 躊躇わずに
行く灯り 君と駆け出せたら
汗ばむ肌をかくして
汗ばむ肌を託して
その手を そっと絡ませて
寄り添い 空を見上げた
繰り返す雷鳴が 光 降らして
君の瞳を 鮮やかに染めては
賑わう雑踏に 2人を消して
躊躇いをまた解いていくのかな
瞼の裏 描いてると不意に
フェンス登って君が笑ってた
空には星が 水面には月が
隣に君が… いるはずもなくて
奇跡は今日も起こらない
花火の音は聞こえない
ベッドの上で 耳を塞いで
瞼の裏 描き続けてた
入道雲が浮かんでた
風は夏のままだった
机の横に 聞こえて消える
蝉時雨だけが違っていた