クリスタル・スノー
降り注ぐ白の色 広い広い空を隠して
想い出のキャンバスに 色を重ねる
石英降り積もる この道を歩く
どこかに置いて来た 足跡を探す
あなたの 想い出が消えて行く
春へと溶け出すこの粉雪のよう
あなたの 笑顔さえ消えて行く
雫を残し消えた…
Falling crystal snow…
逆昇る事無い 雪の様に
眩しい白の あの日々はもう戻らないけど
決して溶ける事無い 水晶が
あの季節ごと 凍らせていたとしたら…
舞い踊る白の色 黒い黒い空を隠して
頬に咲く 雪ひとひら涙作る
あの日握った手の 温度は今日のようで
あなたに降り積もる 雪を思い出す
さよなら さよなら 吐息溶ける
あなたの元へはもう届かなくて
さよなら さよなら 吐息溶ける
私を残し消えた…
Falling crystal snow…
あなたのあたたかい 手が無くちゃ
私の手はもう 冷たいままで凍えちゃうから
このかじかむ両手を あたためて
数え切れない 冬を数え待っている
空の向こうに 手を伸ばしても
遠くのあなたまで届かずに 雪溶かすだけ
二度と逢えないのに信じてる
きっとどこかの冬で君が待っている
また春がくる…
また春がくる…
あなたの居ない…
最期の日まで 凍えながら待っている…