夏の脱け殻
编曲 : *Luna
突然寂しくなって 呼んだことのない名前呼んだ
突然虚しくなって 吐いた息をまた吸い込んだ
僕は夏の抜け殻を手に取って
何もない机の上に添えた
聞こえてくるのは窓の外の世界
風鈴の音と無邪気な笑い声
今夜もまた眠れない 耳の奥で鳴り止まない
僕の声が宙に浮いて 飲みかけのコーラはぬるくなった
だって僕はまだ足りないから
何もかもがまだ足りないから
夏を涼しくはできなくて
今を変える術なんてなくて
だって僕はまだ出来ないから
何しても上手く行かないから
溶けたアイスは戻らなくて
空いた距離はやけに冷たくて
僕は夏の抜け殻のように明日を
何もない日々の中に捨てた
いつまでもお邪魔虫な僕なんかじゃ
飛び交う声の捌け口になれない
今夜もまた眠れない 瞳の奥でチラついて
僕の心は宙に浮いて 濡れた羽ですぐ飛び出せそうだ
だって僕はまだ生きてるから
呼吸をやめたりできないから
夏を肌で感じた朝に
また理想を見てしまうんだ
だって僕はまだ泣いてないから
どこかでまだ信じているから
欠けた愛を今も探して
裂けた合間何か埋めたくて
固く閉じた扉 不安だらけの部屋
また理由を探しては 陽の当たる場所を避けた
きっと僕はまだ怖いだけで 勇気がなくて逃げ出したくて
羨ましがってたものすべて 遠いところにある気がしてた
もっと 窓の外へ往こう 足りないものを見つけよう
先は何もわからないけど 待ってる暇はもう
隠しておこう