僕の噓とエンドロール

始まりの部屋で
在開始的房間
僕らは互いに向かいあった
我倆面對面
おかしいな君は
你啊有些奇怪啊
どう見ても僕で怖くなった
不管怎麼看都是因為我而害怕
「おはよう」語り出す
說出問候
「君は僕の描くストーリーを
「你在我描繪的故事裡旅行」
旅して生きてく」
「而後活下去」
「言うなれば君は主人公さ」
「要說的話你是主角啊」
パッと目をあければそこは戦場だった
突然睜開眼眼前是戰場
右手で強く宙を切って剣を振る
右手猛地劈開時空揮舞寶劍
誰かの血を浴びて雨と空を仰いだ
沐浴他人血望向雨水和天空
「ありふれた手品でも
「就算是見慣的戲法」
いいんだよ騙されてみてよ
「也沒關係騙我試試看啊」
狂おしくなったり叫んだりしようよ」
「變得瘋狂吧大聲喊叫吧」
悲しみが頬を伝うけどやがて霞んで
悲傷沿著臉頰不久朦朧
【次回へと続く】
【來到次回】
ここはどこだ?
這是哪裡
幾つもの旅を終えて僕はまた次へ向かう
完成數次旅行又朝著下一次前進
刻みつけた出會いと別れを何度だって忘れて
忘記那銘刻的相會與別離不論多少次
目を開けた僕の手をそっと握る女性
有女子悄然握住我手我睜著眼
愛しいその目が濡れて僕を映す
那可愛雙瞳濕潤映照著我
「ありふれた手品でも
「就算是見慣的把戲」
いいんだよ騙されてみてよ
「也沒關係騙我試試看啊」
恥ずかしくなったり
「變羞澀吧」
騒いだりしようよ」
「來喧鬧吧」
愛しさが胸で揺れたけどやがて霞んで
愛意在胸中搖曳不久朦朧
【次回へと続く】
【來到次回】
始まりの部屋で僕らは
在開始的房間
互いに向かいあった
我們面對面
「おかえり」語り出す
說出「歡迎回家」
「君はもう自由だサヨナラさ」
「你已經自由再見」
「目覚めたらすべてを忘れて元通りだよ
「睜眼後忘記所有一切如前」
懐かしくなったり痛んだりしないよ」
「懷念吧傷痛吧」
「ありふれた手品には
「那見慣的把戲」
意味を君がつけなよ」
「你要賦予其意義」
「さあ行こうか」
「那麼出發吧」
目が覚めて頬を伝うこの涙の理由を
睜開眼淚水沿著臉頰的緣由
でも胸のどこかで知っているんだ
內心某處已經知曉
ありふれた物語に今名前をつけるよ
那見慣的無語為其命名吧
続きを生きるよ
活在延續裡