一閃光
作曲:青山未央
作詞:青山未央
とくとく流れているのは
あなたに縋りついた血だ
涙の代わりに込み上げて
燃えさかる幻影の炎だろう
辛いのはもっと
息ができないとか
そんな事だって
思ってふらふら足のつま先
立って逃げるように流れ著いた
暗い場所が僕のせいで
明るくなってしまったって
言うんだ
ひどいないつもこうだぜ
辺りが急に暗くなったって一緒さ
傷口はもう
みんなに知られてしまった
桃源郷隠し通せ
黙ってられるから
照らさせないで
世の中が全部同時刻で
廻ってるはずなんてねえよ
喉の上聲の下噓に気づけよ
生きてるんだろう
とくとく流れて行くのは
あなたに成りたかった血だ
幻影は雨に濡らした
光の渦の中にだけ
導かれるだろう
聖者の洞窟暗いは不自由
だから手も結ぶさ
守ってるようでそれは勘違い
正解じゃないカルマの著地點
捨てた物が僕のせいで見えるから
怖くなったって餘計に
噓くせぇいつもこうだぜ
誰より君の近くで
ハグをしてたんだ
逃げ道はもう焼け跡になって
逃した
一閃光胸の中ひとつ
大事なひとつを振りかざして
有り得ない記憶
創り上げて頼ってる
暇なんてねえよ
はじかれて呼応して
意志を鳴らせよ息絶える前に
消えろよ消えろと人は言う
燈せよ燈せと胸は乞う
泣くなよ泣くなと君を刺す
言葉に耐え抜いた心臓の光は
行方知れずどこへ行く
取り戻せ一閃光を
向こう岸に渡らせるな
とくとく流れて行くのは
あなたに成りたかった血だ
幻影が君に宿らせた
生きる強さの証がここにある
一閃光だ
息吹く炎君の鼓動の中