ドキドキ
鼻先をくすぐる風に少し照れ笑いして
步道を渡る仔犬のむれは足早に步き出してる
ママのつくったプディングはバニラの匈いがした
公園まではあと少し口笛を吹いてる
長い發に憧れた夜に降る雨は好きだった
フラれて泣きべその歸り道おしゃべりは助けてくれた
見上げるほど高い向日葵はみんなの匈いがした
“もう二度と會えなくなるの?”それが聞けなかったの
空をあおいで手を叩いて
大地にキスをするような
生まれたての物語と
果てしない胸騷ぎ
陽はおちるあたしの上に
消えないで胸のドキドキ
季節が變わってゆくたびあたし達は步きだす
公園まではあと少し口笛を吹きながら
空をあおいで手を叩いて
大地にキスをするような
この想いが強いのなら
傷ついてかまわない
步き疲れたら叫びだして
暗闇を恐がるような
子供の瞳に映る虹は
こわれる事を知らない
手をのばして光りに顏を照らして