ピアノとギターと愛の詩
コンビニに忘れられた傘
いつまでも持ち主を待っているかのよう
きっと雨がやんでいらなくなったんだろう
公園の真ん中にそびえたった木
そこにある意味なんて考えもしないけれど
誰かが殘した日陰は優しく風で搖れている
可燃物の中、紛れ迂んだ空き缶
仲間はみんな鄰の箱の中
ほんの少しの氣まぐれで分かれていく道
鄰の部屋のへたっぴなピアノ
心地よい日差しの中、君と晝寢
どんな歪な音階もスケールアウトしたラブソング
何氣ない日常に
かくれんぼしたメッセージ
ワンフレーズでもいいから
心に留める愛の詩(うた)
空っぽのギターケース
實はギターなんて彈けない僕
中に入っているのはカッコばっか氣にしてる自分だけ
手と足と鼻と口と酸素、太陽
大事なものはみんなタダさ
でも當たり前のこと見失ってく
何氣ない日常に
かくれんぼしたメッセージ
ワンフレーズでもいいから
歌ってみようよ愛の詩(うた)
昨日までの自分を
ほんの少しだけ變えてみよう
何氣ない日常に
かくれんぼしたメッセージ
ワンフレーズでもいいから
心に留める愛の詩(うた)
何氣ない日常に
かくれんぼしたメッセージ
ワンフレーズでもいいから
歌ってみようよ愛の詩(うた)