月まで煙る不死の焔 -再構築- (feat. ｙｔｒ)
三界狂人之狂還未曾可知
三界の狂人は狂せることを知らず
四生盲者之盲也不曾明曉
四生の盲者は盲なることを識らず
誕生誕生誕生不斷誕生的
生之黯
生まれ生まれ生まれ生まれて
死亡死亡死亡不斷死亡的
生の始に暗く
死之冥
死に死に死に死んで
——————空海「秘藏寶鑰」
死の終わりに冥し
今說古昔怪誕傳說
生死乃萬物常事
――――空海「秘蔵寶鑰」
生亦無盼之身探尋著生存之意
長久迴盪在耳邊的話語
今は昔御伽話
被視為忌子的我
生と死がある程度には人の形
追思曾經那日歧路
望まれない身の上の意味も
還未標記的休止符
耳を立てずとも聞こえてくる
被誆騙之恥加身的那個男人
忌み子としての私
我心已知其末路卻並無同情羞愧
傷痕累累青煙遠升
思えばあの日が分岐路
怪誕異奇之目匯集點亮星夜
まだ打てない終止符を
火熄虛空惡事行千里
誑かされ恥を重ねた
跨越時空為世所懼
男の末路は見るも無殘
無解難題
退隱幕後不忍再視
傷も深く煙が立つ
滔天淚雨
集まる好奇の目が夜に輝く
化身焰火
火消し虛しく千里を
熏染著憎惡之情永無消除之日
走る悪事は時をかけて世に憚る
憎恨的星星燈火指引之循循善誘
悄悄接近背後之影
無理難題表舞台
不死之山這煞費苦心之果
から遠ざかる見るに耐えない
不可思議那消除生死之法
止まない涙雨が
亡命之路探尋赤色富士
燻らせた憎悪がいつしか
滿月癲狂蓬萊之人身形若隱若現
消えない焔と化す
體內宿居的是無盡業火烈焰燃燒的是人間輪迴
器與魂荒誕神話往日之時的踪跡已無處可尋
憎しみの燈火が道標
烈炎怒焰之中生生死死死死生生蓬萊之焰
人影後ろから近づく
今尚無盡業火將此身燃盡
不死の山力づくで手にした成果は
構成歲月之形
奇しくも生と死の消し方
身身影影相依相偎苦難掙扎永生相伴
逃げ道赤富士を背に探す
踽踽涼涼飄搖之夜
直燃月面不死之焰
狂おしい満月の下蓬萊の人の形
不老不死
心緒縝密
身に宿る不盡の火が輪廻を燃やす
四六之時驚疑訝異
器と魂御伽噺かつての姿は跡形も無く
半人半妖，亡靈，人類並列而排
包まれた炎の中幾度と無く甦る蓬萊の焔
暗夜之輪開放
四方浪人風來坊無法結束
今尚、不盡の火がこの身を焦がす
終將為此付出代價終將陷入巡迴苦
歳月の形なすがままに
叛別人裡潛於結界
寄り添う影永遠とまた藻掻く
身著何處竟也未知
包まれた孤獨の中揺らめく
光陰如箭數百年間
來來往往巡迴重複
月まで煙る不死の焔
疑竇叢生眼前光景
苦熬含混曖昧的日夜之中
不老不死
望見那熟悉的月下之姿竟是真真切切
注意深いだけ
面面相對禁不住伸出雙手
四六時中訝しがられる
曾經的切膚之仇含辛之苦全部染成紅色吧
人妖、亡霊、人間を並べる
妄笑自若的公主
暗い輪廻の開放
升騰烈焰將那虛妄空殼吞噬
曾經那時之日百無聊賴之時
今や流浪人風來坊終わらない
盡數取代
永遠の苦輪が代償
互相廝殺的歲歲月月
人裡離れ結界を
即便是諷刺的救贖
潛りて流れ著くは何処
滔天罪孽其犧牲者之生死觀
停止的快進符
光陰矢の如し
大林深山獨自潛修靜觀萬物
幾百の年を重ね相まみえる
數見不鮮之異變海北山南之言語
この目を疑う
污穢塵世煙靄瀰漫任其飄舞
曖昧になる晝と夜の合間
令人心煩意亂的試膽
見える姿は月の真下
那嘴角上揚的月人遙遠彼方的歸橋
就連夜雀也陷入沉默
相対し伸ばす手先に忍ばした
消失的替代媒介揭露真實
恨み辛みが紅に染まる
丑時三刻滿月之下蓬萊之人的身形
儚く笑う人の形を
體內宿居的是無盡業火燃燒著人間輪迴
した抜け殻を焔が溶かす
器與魂荒誕神話往日之時的踪跡已無處可尋
烈炎怒焰之中生生死死死死生生蓬萊之焰
退屈で無気力な日々
今尚無盡業火將此身燃盡
あの頃に成り代わり
構成歲月之形身身影影相依相偎
殺し合いばかり
苦難掙扎永生相伴
の日常に救われる皮肉にも
踽踽涼涼飄搖之夜
直燃月面不死之焰
最大の大罪の犠牲者の死生観
kagome kagome（籠目歌）
輕聲吟唱罪與罰究竟是何人之過
止まった早送り
終成蓬萊之人而那月之公主
山奧に獨り潛み靜観
何時何時才會出場
在我背後的人燃燒起來吧
數ある異変も四方山話
污穢世界之中遺世獨立的美麗監獄
穢き世靄がかかるも野放し
永遠之命虛幻之夜
肝試しに取り亂し
狂氣四溢不可視之珠
笑う月人遙か彼方の戻り橋
物語之終新篇之始
樹木也歸入沉眠的丑時三刻
夜雀も黙る
既無人踪也無妖影殺伐之夜
無くなる代替の媒體は真実を曬す
永夜抄名副其實之名再構築
不死之焰直燃月面
醜三つ刻満月の下、蓬萊の人の形
無盡業火燒灼輪迴
器與魂荒誕往日傳說曾經之時的踪跡已無處可尋
身に宿る不盡の火が輪廻を燃やす
烈炎怒焰之中
器と魂御伽噺かつての姿は跡形も無く
生生死死死死生生蓬萊之焰
包まれた炎の中幾度と無く甦る蓬萊の焔
今尚無盡業火將此身燃盡
構成歲月之形
今尚、不盡の火がこの身を焦がす
身身影影相依相偎苦難掙扎永生相伴
歳月の形なすがままに
踽踽涼涼飄搖之夜
寄り添う影永遠とまた藻掻く
直燃月面不死之焰
包まれた孤獨の中揺らめく
月まで煙る不死の焔
籠女籠目
口ずさむ罪と罰は誰が為
不死の病はやがて蓬萊月の姫
何時、何時出やる
後ろの正面が燃え上がる
穢き世の美しき檻
永遠の命夜は幻
狂気に満ちた不可視の珠
物語の終わりとて始まりの話
草木も眠る醜三つ時
人間も妖怪も無い殺伐とした夜
名の通り永夜抄再構築
月まで煙る不死の焔
不盡の火が輪廻を燃やす
器と魂御伽噺かつての姿は跡形も無く
包まれた炎の中
幾度と無く甦る蓬萊の焔
今尚、不盡の火がこの身を焦がす
歳月の形なすがままに
寄り添う影永遠とまた藻掻く
包まれた孤獨の中揺らめく
月まで煙る不死の焔