おきざりにした悲しみは
生きてゆくのはああみっともないさ
あいつが死んだ時も
おいらは飲んだくれてた
そうさおいらも罪人のひとりさ
ああまたあの悲しみを
おきざりにしたまま
まつりごとなどもう問わないさ
氣になることといえば
今をどうするかだ
そうさあいつとうまくやらなければ
ああまたあの悲しみを
おきざりにしたまま
おまえだけはもう里切らないさ
激しさが色褪せても
やさしさだけ抱きしめて
そうさおまえは女だからね
ああまたあの悲しみを
おきざりにしたまま
おきざりにしたあの悲しみは
葬るところ
どこにもないさ
ああおきざりにしたあの生きざまは
夜の寢床に抱いてゆくさ
ああおきざりにしたあの生きざまは
夜の寢床に抱いてゆくさ