镜花水月
静寂の砂上
見渡す一時
声にならぬ声を心に描く
生温い日々に
生温く浸る
愚か者たちが
慄く声を
鏡に映る月が照らす
鮮やかな世界
見惚れる笑顔ごと総て
砕け散るがいいさ
険しく吼えれば
弱さが滲み出
敬いすぎれば
理解得られぬ
じわじわと変わる
変化を知らない
弱き者たちよ
楽しむがいい
鏡に映る花が
癒す清らかな匂い
夢見る心ごと総て
砕け散る運命よ
鏡に映る月が照らす
鮮やかな世界
見惚れる笑顔ごと続て
砕け散る運命よ
鏡に映る水が描く
柔らかな気配
溢れる希望ごと総て
砕け散るがいいさ
見惚れる笑顔ごと総て
砕け散るがいいさ