何年経っても一緒さ 大事なものは変わらない
君と出会ったあの夏を 死ぬまで忘れやしないだろう
やたらと夢を語っては 立ち向かう振りして逃げてた
あの頃の僕の姿は君にどう見えたかい?
県道を行く古いバス 停留所の霞んだ文字
ギター1本じゃ世界を変えられるはずなどなかった
客もまばらなライブハウス 壊れかけのミラーボール
僕に拍手をくれるのはいつも君だけだった
数えきれないくらい傷付けて 数えきれないくらい許されて
思えば僕はいつも君のこと待たせてばかりいた
会いたくて 会いたくて 想いを唄に綴れば
愛しくて 恋しくて 溢れる雫は遠いあの日の海の色
運命なんて分からない ほんの些細なきっかけで
何もかも変わってしまう なくした後で気が付くのさ
午前2時のスクランブル 眠らない街の喧騒
知らない内に僕たちは こんなにも離れ離れ
夢の続きを 僕は今日も歌う 眩い程の光を浴びて
艶やかなステージの上に立つ 僕はどう見えるの?
会いたくて 会いたくて 想いを唄に綴れば
愛しくて 恋しくて 蘇るのは遠いあの町の灯火
潮崎の空を赤く染めながら 沈んでいく夕日を
並んで見つめていた ふたりの夏
いつの日か いつの日か ギターもマイクも持たない僕は
君の隣に立って きっとこう言うだろう
恋人よ 僕の生きた生涯最大の喜びは
君に出会えたこと 君を愛したこと
あの夏の日に