いつまでも変わらない赤い信号の前立つように、
就像佇立於永不改變的紅燈前,
他人の目、世界の目、伺いながら、
他人的目光、世界的目光,邊在意著這些,
僕の過ごす毎日が普通から外れていやしないかと、
邊想著自己活過的每一天是否有脫離常軌,
繰り返す白と黒を見つめている。
注視著來回反覆的白與黑。
曖昧な返事が得意になった。努力のおかげでさ。
變得擅於曖昧的回答。全多虧自己的努力。
誰かを傷つけることもない。こんな素晴らしいことはないだろう。
這樣就不會傷害到誰。世上沒有比這更棒的事了吧。
けれど僕のこれからのことも曖昧にしているばかりで、
卻也對自己往後的一切盡是含混過去,
伝えたい本当の想いも言えないでいるんだ。
心中想傳達的真正想法再也說不出口。
もう敵わないと諦めたこと、謝れなかった日のこと、
嚷著「贏不了的」而放棄、沒能道歉的那些日子,
嘘を吐いてしまったこと、今では数え切れないよ。
又或是曾撒過的謊,至今已數也數不清了。
怖いくらい迫る夕焼け、染まる頬、振り向く笑顔、
迫至眼前近乎嚇人的晚霞,染紅的雙頰,回眸一笑,
綺麗だって言えれば良かった。
若那時能說句「真美麗」該有多好。
育った町が嫌いになった。あの夜の言葉を思い出すからさ。
厭惡起伴自己長大的城鎮。全因會憶起那夜說過的話。
望まれない自分を恥じた。少しだけ強くなれたかな。
慚愧於不被期待的自己。是否全因稍稍變得堅強。
相変わらず信号は赤。
紅綠燈仍舊亮紅。
いつか渡れるのだろうか、君のもとへ。
要到何時才能越過呢,往你的方向。
変われないと受け入れるにはまだ未熟な僕は、
還未能接受自己沒能力改變 那不成熟的我,
間違いがないか分かりそうにないから立ち止まってしまうんだ。
還未能弄清到底有沒有搞錯 只能佇立原地。
でもそんな僕にだって明日終わりが来て、
但儘管是這樣的我到了明天 仍同樣會迎來結束,
すべて無くなって、君に会えなくて、
一切歸於無,再見不到你,
それならこんな今日も少し、愛おしく思えるか。
這樣想的話 是否能覺得今天稍稍,有些可愛呢。
いつまでも変わらない赤い信号の前
要跨越永不改變的紅燈
通り過ぎるお決まり、愚痴、不満、日常の音。
按照慣例,會傳來那些牢騷、不滿、日常聲音。
それに見向きもしない群衆の視線、見下ろすはビードロ。
以及看也不看自己的人群視線,只有玻璃窗會俯視我。
広がっていく無関心を模倣する。正解と信じたくて。
仿效著那蔓延開來的漠不關心。我想相信這即是正解。
また思い出すよ。
還會再次想起的。
不意に響いたよく聞き慣れた声のほう耳を澄ませる。
無意間響起 早已聽慣的聲音 豎起耳朵傾聽。
何かを必死に叫んでいる。
那聲音正竭盡全力喊叫些什麼。
僕は顔を上げる。人の波を掻い潜る。
我抬起臉。跌撞穿越人海。
次第に大きくなる声に近づいてゆく。
朝漸漸放大的聲音 我緩緩靠近。
白黒の向こう、泣き腫らした瞳。
黑白的那頭,哭腫的雙眼。
「君は平気だ。」と、
說著「你沒問題的。」
「踏み出せるんだ。」と、
說著「你能向前邁進的。」
ああ、気付けたんだ。僕は気付けたんだ。
啊啊,發現了。我早就發現了。
光は青く今、変わるよ。
燈光如今,轉為綠色。
手を振った未熟な僕に、成功はあるか分からない。
向不夠成熟的我揮手道別,雖然不知道能否成功。
それでも歩き出してしまったから、
但只要邁開步伐,
進むんだ。
就會前進。
いつか終わりが来て、すべて充ち足りて、
終有一天會迎來結尾,一切圓滿,
君に背を向けるその時、
直到能背對你前進之時,
こんな今日を、こんな僕を、
這般今日、這樣的我,
ただ忘れないでいてもらえるようにと、願っていよう。
只願你能永遠不要忘記,如此祈求。
願って生きるよ。
祈求著活下去。
きっと求められる明日が来ると信じて。
相信渴求的明日定會到來。中文翻譯:Alice/箱庭博物館