タンバラコクの木の隠れ家

ユメ?ウツツ?
(歌う聲は響く)
風に揺れる新しいドレス
(踴る足は軽く)
街を歩く少女その隣で
風景は続いていくどこまでも終わらずに
長い道遠いおうち始まるいくつもの歌

濕っぽい木の洞穴私達が知ってる(夜は眠るおかしな舞踏會)
妖精をお招きして休日に開かれてる(お招きして休日に開かれてる)
(仰ぐお茶は甘く)
誰も彼もみんなオメカシして居るわ
(さえずりの音楽)
だって淑女立派なレディ
スパンコールはビーズをふんだんに散りばめて綺麗ね
真晝の青空にも負けず光る星みたいで
外で緑の絨毯にあしらう
夜露(よつゆ)のダイヤを踏みしめ
靴がドレスの裾が濡れることも
どこを吹く風かしらね
そうよそれが春一番でしょたぶん

タンバラコクの木の隠れ家
降りだした雨を受ける青い葉の奏でる音(ね)　(空が変えるBGMのチャンネル)
早足のドラムロール意味もなく高鳴る胸(ドラムロール意味もなく高鳴る)
(叩く手は小さく)
だけと狹い部屋じゃ踴れないわだから
(鳴らす音は強く)
飛び出しましょう次のフロアへ
ヘッドドレスはスミレの花を慎ましく一輪挿し
だっていつも帰る前にはどこかで失くすから
緑の絨毯に乗せたダイヤを
全て集めたらそろそろ
ドレスはなぜかしら水浸しね
湖のほとりで少し
ひなたぼっこ服が乾くまで

たゆたう水面に映る空に吸い込まれるように誘われて
空を飛ぶのも気持ちいいけど今は青く染まる
ここはビビットでカラフルな世界
とってもおしゃれで素敵よ
ティンカー·ベルがチェシャ貓と遊ぶ
私達も歌い踴る太陽がいつまでも居る
チークタイムはティータイムと同じ
肌を重ねあわせるのは
やわらかな光とおだやかな風
生命(いのち)守る母親みたい
そういえばもう帰ろうかな
ただいま