ヒメボタル
姬螢火蟲
誰も知らない世界で
鮮有涉足的隱世祕境裡
ひとり僕は呼吸(いき)をする
我隻身一人悄然呼吸著
誰にも見えない世界でひとり
獨自身處無人尋覓的環境下
生い茂った草の中
繁茂的草叢中
その者は呼吸(いき)をしている
它有條不紊的平靜呼吸著
ゆっくり
如此緩慢
でもちゃんと力強く
而又那麼的堅定有力
いつしか消えてしまいそうな
彷彿稍有懈怠便會至此消失掉一般
小さいその身體でも
渺小微弱的身體
僕より生きる意味を知ってる
卻比我更加深諳生命之真諦
儚くたって
如鏡中花這般
ホタルは自身を眩く照らす
螢火蟲迸發出絢爛的光輝
短くても
剎那芳華
此処に僕がいる事を
向世界宣告著自己的存在
儚くたって
像水中月那樣
世界はいつか滅びゆくけれど
將來整個世界最終歸於毀滅
「その時までどうか強く生きて」と
在末日到來之前也請篤信著堅強地活下去吧
二十日足らずの短い命を
將還不到20天的短暫生命旅程
無駄にする事なく強く生きてる
決不虛度地頑強生存下去
懸命に
即使賭上一切
でも、儚く美しく
依然綺麗壯美
わずか一円にも満たぬ身體で
比一分一毫還要微小的身軀
誰よりも綺麗に輝く
卻無與倫比的璀璨奪目
「微かでも、あなたに屆くように」と
即便如此低微弱小 仍然還是想要吸引你的目光啊
music……
music……
飛べなくたって
就算無法再次振翅飛翔
ホタルは誰よりも紅く輝く
螢火蟲也仍然閃耀著赤紅光芒
僅かでも
即使微弱
小さくても
即使纖細若絲
確かな蛍火を
但也的的確確地閃耀著
冷たくなって
冰冷漸漸侵蝕了軀殼
ホタルは神サマの下へ帰ります
螢火蟲終將抵達神明的居所
いつか來る
為了這不知何時會來臨的
また生まれしその日まで
轉世重生的那一天
「サヨナラ」
暫時告別吧
儚くたって
如鏡中花這般
ホタルは誰よりも紅く輝く
螢火蟲也仍然閃耀著赤紅光芒
僅かでも
即使微弱
不確かでも
即使時隱時現
僕は此処に居るんだよ
其實我從來都存在著啊
儚くたって
像水中月那樣
世界はいつか滅びゆくけれど
將來整個世界最終歸於毀滅
「その時までどうか強く生きて」と
在末日到來之前也請篤信著堅強地活下去吧
「生きて」と
活下去吧