作詞:書店太郎
作曲:書店太郎
編曲:書店太郎
演唱:巡音ルカ
いつだろう?見失っては
徬徨う幾千の時で
その手を振り切って
遠ざかったあの時から
閉ざした外側の闇に
「何も聞きたくはないよ」と
この手で傷付けた光に
目を背け、耳を塞いだ
でも、君が笑って
差し出したその手を
「強く握った」
「いつかは手にする」って
決めたことさえ
すり抜けていくなら
何のために僕たちはこの旅を
それでも確かに
此処にある聲を
歌に変えて
今はただ紡ぐんだ、
離さないように
「どうだろう運命なら
なんの後悔もないよ」と
そうして自分に噓ついて
何度目だろう?
繰り返すサヨナラの言葉
「ありがとう、最期の時を」
この手で引き裂いた絆から
逃れたくて
なら、どうして僕は
溢れる哀しみを
止められないの?
僕らが崩れ去った
理想を重ねて
大人になるなら
そうなってしまった
結末を受け入れる?
喪って初めて気づいたことなど
遅すぎるよ
僕はただ噤むんだ、
話さないように
強く握ったこの手が
離れてしまうその時まで
忘れたくはなくて
この身を焦がす罪と罰を
課されて絶望をしても
「ただ、強く...」
いつかは手にするって
決めた約束
交わしたその日も
こんな風に
手を繋ぎ微笑んで
それから幾千の命を越えて
目を覚まして、
君とまた歌うんだ...
さようなら、消えていった
希望のカケラ
なんの意味もなくても
そして僕は
結末を受け入れ...
噤んだ言葉を
紡いで手にした
君と僕の記憶
ただ繋ぐんだ、
解けないように