靜寂に満ちた黃昏時
行き交うのは人ならざる者たち
そこに佇むは剎那の瞬き
僕の夢物語
浮き世を渡る碧き光
向かう先は遙か約束の地
それを阻むのは數多の妖
幾重にも重なる螺旋の道
ざわめく波に拐われていった
無邪気な笑顔が問いかけた
求めていたものは何か
見たい景色はここであってたか
百花繚亂に生きたいんだ
僕だけの柄見つけたいんだ
派手にならずとも華やいだ
僕だけが創れるこの世界で
花鳥風月が囁いた
涙拭いてほら、探そうか
消して目立たずも輝いた
僕だけが歩けるこの世界で
月夜を眺む顔にひらり
穿つ愛は僅か過不足と志
それを別つのは數多のまやかし
幾重にも嵩張る邪念の未知
定める度に笑われていた
無邪気な笑顔は濃い影が
溢れでたものは何か
見たい景色はそこで待ってたか?
百花繚亂に散りたいんだ
僕だけの型見つけたいんだ
派手にならずとも華やいだ
僕だけが創れるこの世界で
花鳥風月が囁いた
明日向いてほら、語ろうか
決して目立たずも輝いた
僕だけが歩けるこの世界で
ひゅるりひゅるりそれは綻び
吸い込まれるように舵を取り
うつらうつら夢のまにまに
この手をするり溶けていった
草花に滴る雨音數えては
拍を読んで
歌詠鳥囀る聲を
真似ながら音を吐いた
そよ風に絡み合ういろは
浮かべては夢を描いて
海月の舞う水面で空を
仰ぎながら心紡いだ
百花繚亂に生きたいんだ
僕だけの柄見つけたいんだ
派手にならずとも華やいだ
僕だけが創れるこの世界で
花鳥風月が囁いた
涙拭いてほら、探そうか
消して目立たずも輝いた
僕だけが歩けるこの世界で
靜寂に満ちた黃昏時
行き交うのは人ならざる者達
そこに佇むは剎那の瞬き
僕の夢物語