虹のソルフェージュ
編曲:佐藤純一(fhána)
嵐はもう過ぎ去った
なけなしの悲しみを連れて
何事もないみたいな空
少しにくいね
はりついた前髪をぬぐって
目を凝らしてみた
見たこともない色使いで
奔るセンセーション
混じり合う鮮やかに
その魔法が怖くて
目をふさいだのは誰?
通り過ぎる雨に濡れて
輝きだした虹はメロディ
偶然みたいに
愛しくなるその意味を知ったよ
なぜだか立ちすくんだのは
いつもとは違う未來が
胸に差し込むその眩しさに
どうしようもなくて、戸惑った
傘もささずはしゃいだ
誰かが羨ましかった
そんな背中それもいいかな
今ならきっと
そして胸に宿った
頼りない、でも確かな色
キミのものと混ざり合って
滲むグラデーション
透き通る胸の中
その軽さで
誰より自由になっていいの
強く握ったままの手じゃ
きっと摑めなかった世界
そっと開けたその手の中
可能性ずっとプリズム
誰かのせいばかりにして
きっとだれより臆病で
流れた涙今は分かるよ
優しさの色で描いたら
傷ついた心を
いつしか解くように
ふいに溢れだした涙はもうきっと
宙(そら)に溶けた
通り過ぎる雨に濡れて
世界が色褪せたとしても
悲しいことも悔しいことも
光差すまで全部全部歌おう
何度も生まれ変わって
輝きだした虹はメロディ
偶然みたいに愛しくなる
その意味を知ったよ
なぜだか立ちすくんだのは
いつもとは違う未來が
胸に差し込むその眩しさを
忘れないように駆け出したここから
遠くへ遠くへ
好きな色に変われ