心臓の足音を指で数えながら
用手指数着心脏的节拍
布団にもぐる、いつの間にか
钻进被子里,不知不觉间
命は消えてしまいそうで
生命在渐渐消失
一日に絡みつく
纠缠起来的一天
静寂が枯れはじめ
寂静开始凋零
瞼の先に君が居た
你就在我的眼前
いつもそこだけは暖かかった
只有那里一直很温暖
「花をそだてたいな」
「好想养一株花啊~」
横顔は遠くを見ていて
侧脸望向远方
「私にはわかる」手を重ねて頬を撫でた
「我知道的.」双手交叠地抚摩着脸颊
眠る蕾は気づいていた
注意到了沉睡的花蕾
「君の未来はあるよ」
「有你的将来.」
雪の先まで君は連れて行ってくれるから
因为你会带我去雪的尽头
花が咲いたら夜が明けるまで
当花盛开,直到黎明
一緒にいよう
我们在一起吧
鵺鳥の居座り窓の傍らで
在怪鸟坐着的窗户旁
夜空を呑む今日の君は
吞噬夜空的今天的你
微笑みながら泣いていた
一边微笑一边流泪
君のその、ちぐはぐな
你的那个,是不一样的
表情に起き上がる
从表情上表现出来
明滅してる蛍光灯の下
在闪烁的荧光灯下
昨日と違う風が抜けていた
和昨天不一样的风吹走了
「もう少し歩きたいな」
「想要再往前走一点.」
「君の手に私じゃ、駄目だよ」
「牵着你手的人,不是我啊.」
「水をあげてね」一度枯れてしまった花は
「给我浇水吧.」曾枯萎的花朵
私を離れ 君のもとで
我离开了 从你的身边
忘れてしまう 全て
我会忘记的 全部
殺したはずの私の花に触ったら
如果你触碰到了本来应该杀死我的花
視線を落とす、足が見えなくて
我低下头,看不到我的脚
何度か泣いた
哭了几次
「君に名前を教えなくても許されるなら、
「即使不告诉你名字也能被原谅的话,
お別れしてもほんの少しの間は」
就算分别也只有一段时间.」
朝を迎えて揺れ動いた硝子玉は
迎接早晨摇摆不定的玻璃球
熱に溶かされ 一度死んで
被热融化 一度死去
身体の中に咲いた
在身体中绽放
背中にそっと「頑張ったね」と声が聞こえた
听到背后轻轻地声音说「很努力了呢」
微かに見えた 一部屋そこは
在隐约可见的一间房间里
抜け殻だった
是一个像空壳般失神的人