時雨を過ぎ
陣雨將歇
私だけの世界、異世界
僅我一人的世界、異世界
あなたをずっとここで待っているのに
明明我一直在此處等候著你
いたのに
明明我曾一直在此
深い深い夜の隅で泣いたあなたと
我和曾在黑夜深邃角落哭泣的你
踴り狂ったマネキンの叫びが
一同聽到了狂亂舞動的
聞こえる
試衣人偶的喊叫聲
啓蒙と停滯と街道と雨
啟蒙、停滯、街道和雨
空想と愛想とさよならの聲
妄想、好意和告別之聲
禮代と攜帯の著信は無視
無視禮物和手機的收信
くるくると亂暴擦れた世界は廻る
骨碌骨碌粗暴摩擦的世界在旋轉
酩酊、海の底
酩酊醉意、深海之底
有限な有限な愛を見たいやるのだ
想要一窺那有限的愛
どうして、ねぇ、どうして
為什麼、吶、為什麼
噓は本望に立てた
本願卻由謊言結成
木偶の坊に命をくれたのは
給予傀儡木偶生命的
あなたです
是你
弱いことは
軟弱之物
意味を與えられて
被賦予了意義
消えました
又消失不見
後悔と焦燥に街を見たんだ
在後悔與焦躁中凝望著街道
大體は曖昧な悲鳴を上げて
大概會發出曖昧的悲鳴
勇敢な少年は何処かへ消えた
勇敢的少年要消失到何處
夢を見た幽霊は今日も何処かへ
夢見的幽靈今天又要去向何方
酩酊、戀の味
酩酊沉醉、愛戀之味
揺れた揺れた私のせいなんですか
是搖擺不定的我的錯嗎
どうして、ねぇ、どうして
為什麼、吶、為什麼
愛したのは彼なの
愛上的會是他呢
燈檯からに下ろす
走下燈塔
真っ暗な、真っ暗な呪文を解けか
要解開那黑漆漆的咒語嗎
私を足るようだなんて
說著想要彌補我的缺憾
噓じゃないと怖く
若那不是謊言多令人恐慌
なんて布団から出られなくで
為何無法離開美夢溫床
夜はずっと終わらないし
夜晚也永遠不會終結
あなたを探してる
我一直搜尋著你
酩酊、海の底
酩酊醉意、深海之底
有限な有限な愛を見たいやるのだ
想要一窺那有限的愛
枯れた花束を
將枯萎的花束
海へそっと投げだよ
就此悄悄投入了大海
酩酊、海の底
酩酊醉意、深海之底
有限な有限な愛を見たいやるのだ
想要一窺那有限的愛
強く私を抱きしめて
緊緊地擁抱我吧
夜を越えて
跨越這黑夜