ミニドラマ「しつけ」
美羽:人聞きが悪い。これは家の蔵から発掘された由緒あるものだぞ。
アナ:あ、美羽さんの屋敷には蔵があるのですの。
茉莉:今まで一度も見たことがないんけど、すごいんね。
伸恵:茉莉ちゃん、今の自分の発言、ちょっと冷靜に考えてみようね
千佳;っで見てほしいものは何さ。
美羽:これよ。
アナ:これは何ですの
伸恵:貓耳だな。
美羽:甘いわ、おねいちゃん。これは貓耳なんかじゃない
千佳:いや。わたしから見ても貓耳なんだけど。
茉莉:貓さん。
アナ:まさしくそのとおりですわ。
美羽:ならば、とくとみるがいい。裝著。どう
伸恵:だから何が
美羽:貓耳ではなく。犬耳だという衝撃の事実。
アナ:あまり區別がつかないのですか。
美羽:だて、ほら、たれてるじゃん。
茉莉:あ、犬さんだ
伸恵:あ、茉莉ちゃん、めをかがやかさないようにかわいいな。もう畜生め。
美羽:つまり。松岡家のご先祖様は犬派だったのだわん。
千佳:派って。
アナ;それで、そのご先祖様はいつの時代の方なんですの。
美羽:たぶん、犬を愛した將軍のころ。
伸恵:ひょっとして綱吉のことか。
美羽:実は美少女で犬耳を愛用していたと町でも評判
伸恵:すごいな、五代將軍いきなり萌えキャラー
美羽:犬耳はやがて市販されているようになったものの、一躍人気商品となって庶民の手にはなかなか屆かない。レアものに。
千佳:っで犬耳の裏にメードインジャパンって書いてるけど。
伸恵:なるほど、日本人は江戸時代から日常的に英語をつかていたとみえる。
美羽:それはつまり輸出よ。
伸恵:どこの國へだ。
アナ;結局美羽さんのいつもの悪ふざけでしたか。
茉莉:江戸時代に犬耳があるわけないもんね。
美羽:んーそういう言い方はないでしょう。犬耳に罪はないんだから。
千佳:罪はないけど、必要もないだろう。
美羽:そんなことないよ、ほら、おねいちゃん、ちょっと芸をしてみるから、手を出してみて。
伸恵:芸、えん、じゃお手。
美羽:嗷嗚。まずい.なんで敲くのよ。
伸恵:なんで噛むんだ。
美羽:犬の習性、本能には逆らいません。
伸恵:そうかそうか、じゃう、ちょっとそれかしてみ。
美羽:編。私以上にその犬耳を扱えるものはいないよ
伸恵:茉莉ちゃん、ちょっと被ってみて。
茉莉:う。
伸恵:お手。
茉莉:あう。
伸恵:畜生がかわいいな。もう抱きしめてやる
伸恵;堪能,堪能。じゃあ、続いてアナちゃん。
アナ;わたしもですか。
伸恵:お手。かわいいな。
アナ:おねえ様そんなすりすりしないで下さい
美羽:茉莉ちゃんもコッブラちゃんもずるい.ワーンモーチャーンス。
伸恵:しょうがないな。ほれ、
美羽:、ご主人様、何なりと命令するわ。
伸恵:待て。
美羽:わん
伸恵:おやつにしようか。下にプリンがあるよ。
茉莉:わーい
アナ:禦馳走になりますわ
千佳:じゃあ、行こうよ。
美羽:わん、わん。
千佳、伸恵:待てって言ってるだろう