泡沫のダンス
人生舞台(ぶたい)に
まるで鳥(とり)たちのように
世界と繋(つな)がるために
僕たちは踴(おど)るのです
上手にただ手を振り复雑なステップ刻(きざ)み
満たされない思い
やりきれない思い
隠(かく)しながらでも進(すす)めばいいの?
巡(めぐ)りゆく一抹(いちまつ)の出會いの時も
やがて來(く)る別(わか)れの日が產聲(うぶごえ)上げて
増(ふ)えた分(ぶん)だけ消(き)えていくような
光と影(かげ)のようだね
綺麗なものを見て
奇蹟(きせき)なんか期待(きたい)して
雪が降(ふ)れば僕たちは
雪かきをするくせにね
脆(もろ)い枯葉(かれは)のように掠(かす)れた聲で叫(さけ)んでも
立ち止まったままで
遠くを見ている
噓つきの聲は聞こえないよ
君の足跡(あしあと)真似(まね)して踴(おど)っても
音楽に合わせて別々の道へ
寄(よ)せては返(かえ)す
意思(いし)に飲(の)まれて
行き先もわからぬまま
どうして君に戀してリズムは狂(くる)っていくのかな
終わりが來(く)るのも
わかっているくせに
泡沫(うたかた)みたいな想いを焦(こ)がして
そして物語(ものがたり)は朝を迎(むかえ)
次(つぎ)の物語(ものがたり)へとぐるぐる回(まわ)って
さあ踴(おど)りましょう
止(と)まることなく
不拍子(ふびょうし)のステップでほら